Summertime 〜 Hammond44とギターのデュオ 〜

 この曲はHammond44とフルアコースティックギターとのデュオでジャズのスタンダードを演奏したものです。
 最初のテーマは繊細な息使いで表情をつけています。音が出るか出ないかの辺りから通常の息量までの間を使いこなすことでダイナミックスの幅が広がります。また歌を歌う感じで吹くと気持ちがのってきます。
 アドリブソロになってからは両手をフルに使って弾いています。あまりたくさんの鍵盤を押さえると息が足りなくなりますが、音量を全体的に小さめにすればそんなにストレスは感じません。ジャズピアノのように右手でソロ、左手でコードバッキングを入れたり、両手によるオクターブユニゾンなど多彩な演奏を試みました。
 ギターソロの時のバックでは鍵盤数を多め、息を少なめでアコーディオンのような厚めのサウンドを出しています。息使いと軽い装飾音でビート感を出しています。

 それぞれの楽器は別録りではなく同時に録音されています。それぞれの楽器がどのように処理されたかを解説します。
●Hammond44
 ピックアップの出力を直接Boss BD-2を通して軽く歪ませた(和音で強く演奏したときのみ歪む程度)後、ミキサーでレベル調整をした後録音されました。トラックダウンの際に、「イコライザー」で100Hz以下の不要帯域を除去、すっきりとしたサウンドを得るために1kHz付近を-6dBカット、輝きを得るために5kHz以上を12dBブーストし、聞きやすくするために4:1の「コンプレッサー」をかけています。
●ギター
 使用したフルアコースティックギターとは、箱形でありながらマグネティックピックアップが内蔵されている、ジャズではよく使われるタイプのものです。ギターの出力をLine6 PodXTの「アンプシミュレータ」と「コーラス」を通した後、Hammond44同様にミキサーでレベル調整をした後録音されました。トラックダウンの際には聞きやすくするために2:1の「コンプレッサー」をかけています。録音時に良好な音色が得られたため、特にイコライジングは行っていません。
●最後に
 ライン録音であるがゆえに部屋の鳴りはありません。このままでは少し寂しいので「リバーブ」を残響時間1.8s程度で軽くかけてあります。金属リード楽器のサウンドは、少しのリバーブをかけただけで大きな効果が得られます。

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