date 6月24日(火)/ place 月見ル君思フ (青山)
musicians 吉原リエ(メロディオン・他)オオニシユウスケ(ギター ケンハモナイトでお会いした吉原リエ(trico)さんからメールが届いた。「6月24日にSmall collar というユニットでライブをします。」 そして、「メロディオンも使いますよ。」と付け加えられていた。こんな絶好のお誘いは大歓迎、「是非、伺います。」 と即レスをしたのでした。
今回のライブスポット「月見ル君思フ」は階段を下りてエントランスへ、さらに階段を下りてフロアに。すなわち天井が高いというか、地面が低いというのか、非常に高さを感じるホールです。そして、ステージ後方のスクリーンには大きな月が浮かび幻想的な空間を作り上げています。 大きな月に「Small collar」と浮かび上がった頃、良原リエさんとオオニシユウスケさんがステージに登場する。そこからは幻想的な二人の音楽に没入する。吉良さんが演奏しているのはリードオルガン、トイピアノ、アコーディオン、そしてメロディオン。すべてがレトロなサウンドを醸し出している。同じリード楽器でもオルガンはやや無機質なサウンド、アコーディオンはゆるやかに全体を包み込む。メロディオンは気ままに音を紡ぐ。鳴らす仕組みの違いが如実に現れているところが面白い。
演奏とともにライブを作っていくのは首藤幹夫さんの写真スライド。2台の映写機を使って音楽にあわせて交互に写真を投影します。そして、画面の切り替えをすべて手作業で行っているのも特徴的です。1台の光源を手で塞ぎながら、もう1台の光源を開放していく。微妙に重なり合う2枚の写真、ゆっくりと移り変わる時間。それらを司っているのはステージ上の音楽である。Small collarと首藤さんの感性が合致して見事なまでの空間芸術を創造していく。
吉原さんの音楽を支えているのはオオニシさんのギター。フレーズをループさせて少しずつ重ねていく。そして、いつの間にか次のドローンが登場してくる。吉原さんは赤ん坊をあやすようにメロディオンを揺すりながら奏でる。何とも優しい音である。ゆっくりゆっくりと時間が過ぎていくことに身を任せ、移り行くスライドに目を向ける。ノスタルジックな風景や美しい花が浮かび上がり、至福の時間へと誘われるのだった。 |






