date 2月6日(土) / place 茗荷谷 cafe Fuu
musician 高橋裕 (ギター) れいしう (うた) 岩原大輔 (パーカッション) 近藤治夫(バグパイプ・他) 赤羽美希 (メロディオン・アイリッシュハープ・他) 「私、最近バンドに入ったんです。鍵ハモとアイリッシュハープで。」 と話し始めたのは、からめーる団の赤羽美希さん。彼女とバンドという言葉が結びつかなくて首をかしげると、「ちょっと変わった編成なんですけど、うたとギターとジャンベとバクパイプなんです。」 思いを巡らせると・・・、謎は深まるばかりだった。 そして、彼女からシュトカプーのライブの案内が届いた。伺った先は茗荷谷のcaf_ Fuu。リハーサル真っ只中、ゆっくりとドアを開けた。
お店の中はおもちゃ箱をひっくり返したようにいろいろな楽器が溢れている。共演される創作ユニット『カナリヤ』はフルートとアコーディオンの二人組み、シュトカプーと合体すると摩訶不思議な音空間が更に深みへと誘われていく。そして、赤羽さんの手元には本当におもちゃが並べられていた。
赤羽さんがシュトカプーに加わったのは今年から。れいしうさんの歌と作曲家の高橋裕さんのギター、バグパイプやいろいろな笛を操る近藤治夫さん、そして、民族打楽器の岩原大輔さんがリズムを刻む。個々の役割が確立された編成に赤羽さんのアイリッシュハープやメロディオン、おもちゃ楽器が加わることで、メンバーたちの稼動範囲が広がっている。 また、シュトカプーの音楽を特徴づけているのがエスニックなサウンドにのせて歌われているれいしうさんの美声。童謡のような視点で綴られた詞が染みるように歌われる。思いつくがままを歌にしたような赤羽さんの作品もエスニックなサウンドにのせられて味わいが増す。まるで鼻歌がオーケストラに変換されてしまったような不思議な気分である。
今回、アイリッシュハープとともに活躍したのがハモンドBBとアンデスだった。ハモンドBBは言うまでもない、ギターの低音とジャンベやカホンに委ねられていたベースラインを膨らませるにはちょうど良いサウンドだ。リードの響きが周りの繊細なサウンドを消すことなく包んでいる。一方のアンデスは近藤さんの笛と絡むだけでなく、コードプレイで和声感を強調している。メロディー、リズム、ハーモニー。まさに、音楽の要素を漂泊しているのだ。 目の前で繰り広げられているシュトカプーの音楽は本当に愉快で、あっという間に時間が過ぎてしまった。時につかみようがなく、時に深みにはまる、気まぐれな春風が通り過ぎていったようである。次回ライブは4月30日(金) 吉祥寺MANDA-LA2にておこなわれます。是非、シュトカプーの摩訶不思議な世界にお立ち寄りください。 |






