date 4月18日(土) / place なんばHatch
HAMMOND 44が発売した折、キーボードマガジン誌のレビューを書いていただいたのが堀江博久さんだった。一度お会いしたいとは思っていたのだが、会えないまま1年半が過ぎていた。ところが、CARAVANのツアースタッフから突然舞い込んできたHAMMOND 44のメンテナンスの依頼主が堀江さんだった。そして、この千載一遇の機会に嬉々として大阪へ出かけたのであった。
旅するミュージシャンCARAVANとは鈴木楽器のハーモニカ営業のスタッフが入魂で木製のピュアハープを使用していただいている。そして、彼のステージをキーボードとギター、2足の草鞋でサポートされているのが堀江博久さんだ。ギターの弾けるキーボーディスとなのか。キーボードの弾けるギタリストなのか。とにかく、マルチな才能の持ち主である。 1週間ぶりにHAMMOND 44と再会された堀江さんは、「以前からM-36を使用してきたから、HAMMOND 44の音は違和感なく使えます。特にM-36よりも音域が上下にあるところは魅力です。音楽の幅がひろがりました。」と、切り出される。そして、「海外のミュージシャンの間で、特にイギリスのレゲエシーンではメロディオンは定評ありますよ。メロディカではないのです。ぼくのM-36を見て『M-36か、それはいい楽器だ。俺はM-32だけど。』などと褒められたり・・・。とにかく、下の音と相性がいいのですね。」 と、メロディオンについて話し出された。メンテナンスの間、モニターを依頼したHAMMOND 44 HYPERについては、「ぼくとしては本体の中で共鳴しているHAMMOND 44のリードサウンドのほうが好みです。ふくらみのある音のほうが、このステージでは前に出てくる感じですね。」 と感じたままを率直に話してくれた。
また、HAMMOND 44最大の特徴であるラインサウンドについても堀江さんはいろいろと試みていられる。ミキサーのセンド/リターンにエフェクターを2台接続されている。ダッチパッドに軽く触れるとディレイがかかったり、トレモロがかかったり、メロディオンとは思えない不思議なサウンドが繰り出されてくる。しかし、この新しいサウンド以上に嬉しかったのはCARAVANとのデュオでHAMMOND 44を吹きながらフロントに出てこられたことだ。「キーボーディストがフロントに立つ。」 これこそがHAMMOND 44の発売時に描いた構図であった。目の前でCARAVANと視線を交わし、肩をぶつけて演奏している姿、お互いの鼓動を感じながら音楽を奏でる姿に感動を覚える。 なんばHatchのフロアを埋め尽くしたCARAVANのステージ。歌と旅の延長には友がいる。ギター1本で音楽を語る。仲間とともに音楽を語る。そして、多くの仲間が聞いてくれる。そんなフリーダムな音楽の世界があってもいい。日々情報が錯綜する今日だからこそ、CARAVANの音楽でスローライフを満喫したくなるものだ。 |




