ハモンド・スズキの日々是、口風琴 -きままにメロディオン-

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第57回「鈴木大さん、季節の便りを
      iTunes Storeで音楽配信中」
2010年11月22日(月)
 鈴木大さんが音楽でお届けする2010年の四季、すでに晩秋をむかえましたね。『Spring Notes』『Summer Notes』『Autumn Notes』、素晴らしい作品たちがiTunes Storeより配信されています。今回はとても暑かった夏と駆け足で通り過ぎようとしている秋をご紹介させていただきます。鈴木さんの指先の温もりが伝わるピアノと語りかけるようなHAMMOND 44のサウンドでそれぞれの2010年を振り返ってみませんか。

『Summer Notes』
1. ラブ・サイレン〜Siren of Love〜
軽快なシーケンスに誘われ登場するHAMMOND 44 HYPER。それは若葉が太陽の光をいっぱいに浴びて茂っていくようなエネルギッシュなサウンドです。夏になると海に山に、そして街にも眩いくらいの光が降り注ぐ。毎年巡り来る夏だけど、汗をかき、風を浴び、真っ黒になったあの頃のこと忘れていませんか。太陽と過ごしたころの心で夏を迎えたいですね。
2. 椰子の実
鍵盤ハーモニカで歌う唱歌、心に染み入る響きです。ひとつの椰子の実が南方諸島より漂流して浜辺に打ち上げられたことを詠んだ島崎藤村の詩。ピアノが海原ならばHAMMOND 44 HYPERは椰子の実。どんなに激しい波にも沈むことなく、たどり着いた地で根付いていく。そんな力強さが感じられるダイナミックな作品です。
3. 網戸と蚊取り線香
夏の夜に訪れる優しい風、最近では窓を開放しての夕涼みは少なくなりました。草の匂い、虫の声、夜の闇、森羅万象が訪れてくる夏の窓辺。そのような中を漂う蚊取り線香の香りに現を垣間見る。短い夏の夜だからこそ素直になれる。そんな慈愛に満ちた音で綴られた鈴木さんの夏でしょうか。

『Autumn Notes』
1. 繋がりゆく空
風を感じさせてくれる鈴木さんの作品たち。場所が違えば揺れる木々も違う。人が違えば揺らす心も違う。だからこそ抗うことなく身を任せてみたい。音楽と自然に向き合わせてくれるような作品です。冬を迎える前に少しだけ心を暖めておきたいですね。暫し、ピアノの響きに耳を傾け、時計を止めてみませんか。
2. Alone in Paris
誰もが予測しただろうか、HAMMOND 44 HYPERでミュゼットのような音を作ることを。そして、奏でられるロマンティックなメロディー、二重の驚愕である。油絵のように彩られたこの作品はこれまでとは趣を別としている。直情的な激しさの中に潜む脆さと例えていいのだろうか、木枯らしに翻弄される落ち葉のように旋律が駆け抜けていく。季節はまさに秋。
3. ふるさと
どんなに時代が変わろうとも、永遠なものはふるさとですね。目を閉じると浮かんでくる原風景。人それぞれ景色は違えども、大切な思いは同じではないでしょうか。そのような曲だからこそ大切に、大切に歌いたい。鍵盤ハーモニカの原点を伝えてくれる作品です。目を閉じて鈴木さんとともに音を紡いでいきたいですね。
4. Better Tomorrow
 恵みの秋、まさに採れたての音楽です。口の中に広がる旬の香りを楽しむように味わいたい作品ですね。当たり前のことがなぜか嬉しく感じられる秋、季節は巡りまた秋は来る。しかし、今年の秋は特別と思えるのはなぜなのだろうか。それは人との出会い、音楽との出会いのおかげでしょうか。2010年の秋をお幸せに。