4月15日におこなわれた鈴木大さんの空音発表会Vol.1。四季折々の音便りを頂いてきた1年、晴れて作品たちと対面できる喜びを隠すことはできません。季節を彩る音楽に癒され、励まされ、背中を押されてきた1年でもあっただけに、今回のライブには特別な思いで伺わせていただいた。
「最近ピアノが弾きたくて、弾きたくて・・・。」
久しぶりにお会いした鈴木さんは開口一番このように切り出された。リハーサルを見ていても本当に気持ちよさそうに鍵盤を叩かれている。指先に込められた喜怒哀楽がはじけるように音になる。勿論、鍵盤ハーモニカも同様である。目の前の音楽と無邪気に、そして真剣に対峙している姿は清々しく凛としている。自身の作品たちを世に出す場として今回のステージを「発表会」と銘打ったのも納得させられます。
アルバム「空音」に綴られた唱歌たち、この日も「朧月夜」と「ふるさと」が演奏された。どちらもシンプルな節だが、一つ一つの音に思いが込められている。伸ばした音の揺れが心に響く。アコースティックサウンドの極みである。教育現場では正しい奏法として、同音を連打して演奏するのか、タンギングで演奏するのか、議論されることがある。不躾ではあったが「ふるさと」の奏法について鈴木さんに投げかけてみた。
「・・・・、考えたことがないですね。指も動くこともあるし、歌ってもいますね。指と息、確かに息の要素は強いけど両方ですね。」
手法だけで音楽表現が完結するものではないことは十分に分かっているはずだが、「どうしたらあのように歌えるのかな。」という思いが、つい口からこぼれてしまった。
開演した「空音発表会Vol.1」、四谷天窓comfortの大きな窓にはHAMMOND 44を吹く鈴木大さんが映る。日が落ちた東京の夜景に映し出されたシルエットからも音が綴られるように、会場をリードの響きが包み込む。そして、心の向くままに歌われていく音たちは在りのままの姿を心に響かせるのだった。
次回の鈴木大さんのライブ「空音発表会Vol.2」は6月5日(日)です。四谷天窓comfortの大きな窓はどのようなシルエットを映し、皆様の心にはどのような響きが伝わるのでしょうか。是非、お出かけください。
鈴木大 『空音発表会 Vol.2』
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2011年6月5日(日)12:30/13:00
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東京・高田馬場「四谷天窓 .comfort」
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前売り 3,800円/当日 4,300円(税込)
※整理番号あり/1ドリンク代別途必要
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四谷天窓 .comfort 03-5338-6241 |
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ローソンチケット |