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REPORT/河合代介 オルガンソロ‘A Touch of Music ! vol.73’2006/07/27

date
7月12日(水)
place
Motion Blue yokohama
musician
河合代介(Organ)

※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

先日のレスリー3300お披露目演奏に引き続き、Motion Blue yokohamaから河合代介さんの演奏です。何と言っても今回はソロ、オルガンのみの60分2ラウンドです。お店のインフォメーションボードにもDAISUKE KAWAIと記されるだけです。そして、もう一つの楽しみはレスリー21Hを使って1950年代のオルガンサウンドを再現されること。ブルーノートレーベルでのジミー・スミスの演奏が脳裏をよぎり、はやる気持ちを抑えられません。
レスリー21Hは122の発売前のモデルです。半世紀近い年月を経て今も尚、ハモンドのサウンドを奏でていることに驚きと敬意を感じずにはいられません。A-100の後ろに2台セットされたステージを眺め、「どんな音が出るのですか。」と不躾にも尋ねたところ、2台のレスリーの中間を指差し「そこで聴いていて。」とバック・アット・ザ・チキン・シャック を演奏。レコードと同じサウンドです。
その後、ケーブルを122に差し替えて同じ曲を弾くと、「ちがいがわかるでしょ。」と悪戯っぽく笑う河合さん。もう一度21Hにつなぎ直して、「トーンホイールの音をとても素直に伝えてくれるよね。これがハモンドオルガン本来のサウンドなんだ。」と説明していただきました。




今夜は河合さんの一人舞台ということもあり、オリジナルとスタンダードを織り交ぜたプログラム。一曲ごと丁寧に解説をされながらの進行です。どのナンバーも刻まれた年輪のごとく、セッションを重ねたメンバーたちのサウンドまでもが聞こえてきます。1人でステージに立ちながらも多くのメンバーとともに演奏している河合さん、グルーヴ感あふれる演奏に陶酔します。
もう1人の主役、レスリー21Hもどっしりした低音と、伸びやかな中高音を会場いっぱいに響かせています。しかし、ビンテージのスピーカーがどこまでのパフォーマンスを発揮するのかは未知の領域。箱鳴り、音抜けなどの計測できないファクターまでも自在に操ることは、楽器に選ばれた者のみが成せる技です。先人たちのサウンドをひも解き、自己のサウンドに磨きをかける。最も純粋にサウンドと対話している河合さんに賞賛の拍手が鳴り止みません。


すべてが終わり、「ぼくがやりたいことは過去を再現することではない。新しいものを生み出すためには過去を知らなくてはいけないんだ。」と呟かれた河合さん。このことは、私たちメーカーにも重く投げかけられたメッセージでした。


お知らせ
河合代介さんのCDが8月23日にリリースされました。昨年身罷られたジミー・スミスを偲び、トミー・キャンベル(ドラム)と演奏されたライブ音源が CDになりました。アルバムタイトルは“LIVE AT BURGLAR”、全国のCDショップにてお求めいただけます。
詳しくはこちらをどうぞ。
http://www.soft-edge.net/release/index.html





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