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REPORT/「オルガンだいすき!」 ジミー・スミス メモリアルVol.32007/02/14

date
2月7日(水)
place
六本木スイートベージル STB 139
musician
前田憲男、KANKAWA、田代ユリ、酒井潮、難波弘之(Organ)

 真冬の東京も暖冬の影響なのか、日中はコートの必要ない穏やかな天候でした。今日はジャズオルガンの神様ジミー・スミスの3回目のメモリアルコンサートが行われる六本木スイートベージル STB 139に伺いました。
 18時のドアオープンをむかえると、客席は開演を待つお客様で埋まり和やかなムードで歓談されています。待つこと約1時間、客席のライトが落ちてDJ KENSEIによるイントロダクションがスタートします。いくつかの名盤がフューチャーされた後、今夜のコンサートの発起人KANKAWAさんのB-3にバトンが渡されます。

※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。


 ジャズを弾くときは常に正装というKANKAWAさん、今夜もダンディーな姿での登場です。隣にはヴォーカルのTiffany、二人の奏でる「Summer Time」は実に優雅で神秘的。どこまでも透明な歌声と時間を司るKANKAWAさんのオルガンが会場に木霊します。


 ジミー・スミスが他界して2年、愛弟子のKANKAWAさんの呼びかけでスタートしたメモリアルコンサートには日本を代表するオルガニストたちが参加されています。田代ユリさん、酒井潮さん、前田憲男さん、ジャズ界の重鎮とも呼ばれる方が集うステージは類が無く、オルガンジャズの原点を感じさせられます。ホスト役のKANKAWAさんも大先輩たちに囲まれて司会進行から演奏まで息を吐く間もありません。


 そのような中、今回初出演なのが難波弘之さん。「実は昭和30年代に私の父が銀座でハモンドオルガンを弾いていたんです。父の仲間からはジャズをやるようにと言われていたんですが、何故かロックのほうに行ってしまいました。」と楽屋で話されていましたが、ステージでは見事なピグモン弾き(自称)を披露され、ジャズとロックの垣根のない演奏で会場を楽しませてくれました。


 今回はサブタイトルにニューオリンズ復興支援とうたわれたように、一部を除き未だにハリケーンの被害に苦しむニューオリンズの人々。そして、楽器を失い、職場を失ったジャズメンたちのためにとチャリティーが催されました。「今ここで集まったお金で何かができるとは思っていません。しかし、今皆さんが現実に目を向けていただくことが真の復旧につながるのです。」 と訴えるKANKAWAさんに会場は大きな拍手で応えます。



 フィナーレは出演者全員が参加してのジミー・スミスの代表作「ザ・キャット」です。1回目のときに「ジミーさんは湿っぽいのは嫌いでした。だから、みんなで賑やかにジミーさんを送ってください。」 と呼びかけたKANKAWAさん。その思いに応えるかのようにステージ、客席が一体となってジミー・スミスが遺した音楽を享受する夜となりました。


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