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REPORT/金子雄太さん XK-3c発弾2008/06/09

date
5月27日(月)
place
ビルボードライブ福岡
musician
akiko(Vocal) 金子雄太(Organ) 藤山英一郎(drums) 池田潔(Bass)

※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

 今をときめくボーカリストakikoさんのサポートで金子雄太さんがビルボードライブ福岡に登場。今回は愛機Porta B-3はお留守番、話題のXK-3cがお相手を務めます。


 現場にお邪魔すると緊迫感のあるリハーサルが始まっています。会釈を交わして現地の音響スタッフさんに挨拶をすると、金子さんは早出でXK-3cを弾き込んでいたとのこと。「弘法筆を選ばず」の諺のように、金子さんならばどんな楽器でも簡単に弾きこなしてしまうものと思っていましたが、名人ゆえに筆を知る努力を怠らないものなのですね。その探究心の深さには頭が下がります。
 リハーサルの合間に感想を伺うと、「マイナーチェンジと思っていたけれど、XK-3とはまったく別物なんですね。音源はPorta B-3よりも上をいっていますよ。とにかく、デフォルト値がすばらしい。」と絶賛される。いやいや、金子さんに褒めていただくよりも、苦言をいただきたいのですが・・・。 すると、意を解したように自身の設定との相違を話し始める。それは数値の上では微々たることであるが、感性の上では大きく異なることであった。(この部分については金子さんのブログ「XK-3c」で解説されています。是非ご参照ください。)


 福岡の夜は透明感溢れるakikoさんのボーカルでスタートします。今回はお客様のリクエストによるプログラムということで何が登場するかはステージごとに異なっています。リリカルなオリジナル曲からしっとりと歌いこむバラードまで金子さんのオルガンがakikoさんをホールドしています。時折弾かれるピアノも味わいのあるタッチでステージに彩を加えています。
 akikoさんのボーカルにほろ酔い気分になった頃、「私もオルガン弾いていいですか。」と、akikoさんがオルガンにシット・イン。そして、たどたどしい指使いでテーマを弾き始める。一生懸命丁寧に、一音一音に心が込められた演奏に頬が緩む。しかし、驚きの瞬間を迎える。彼女が繰り出したグリッサンド、金子さんと同じ擦り方だ。そして、ブロックコードでの演奏。音楽の高まりとともにレスリーファーストに。まさに金子さんを知り尽くした演奏である。歌いながら聞いていた金子さんのオルガンが再現されているのだ。
 ステージを終えた後の楽屋で、「ごめんなさい。私が弾いちゃって、大丈夫でした。」と頭を下げられたが、実に嬉しいサプライズであった。akikoさんの音楽の中でオルガンというファクターがとても大きなものであること、そして何よりも、金子さんへの信頼感に胸が熱くなった夜でした。



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