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REPORT/ORGAN TOWN “NAGAI”ワイエス新店舗完成記念ライブとDepoオルガンジャムセッション2008/07/10

date
7月6日(日)
place
ワイエスコーポレーション/Depo

※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

 ワイエスコーポレーションの新店舗完成記念ライブ第3弾はハモンド音楽教室でもお馴染みの建部聡子さん、誠実なお人柄と堅実なプレイで先生としてもプレイヤーとしても人気がありますね。今回は、ドラムの堺貴洋さん、ボーカルの窪田優子さんとのトリオで演奏です。


 梅雨明け前の昼下がりは不快指数最高潮。しかし、力強いオルガンサウンドが重く湿った空気を吹き飛ばすとアーケードの下にはマイチャリが集結。そして、オルガンを囲むように輪ができていくのであった。
 歌物中心のレパートリーはオルガンやジャズに興味の少ない方でも溶け込みやすく、口ずさんだり、体を揺すられたり、理屈抜きにジャズを楽しまれています。間奏では建部さんがジミー・スミス張りのソロを弾き込み場を暖めます。カーペンターズから美空ひばりまで、次々と繰り出されるレパートリーに釣られて周りの店主たちも顔を出します。


 愛嬌のあるMCと小気味良い歌声を聴かせてくれる窪田さん、もともとはエレクトーンプレイヤーだったのですが、現在は建部さんからハモンドオルガンを習われているのです。「今日は一夜漬けで歌を覚えてきて、本番前にこれとこれ…、なんてお願いしているのに、先生はさらさらって弾かれてしまわれるんですよ。本当にすごいですね。」 と師匠の器の大きさに平身低頭。そんな二人だからこそ呼吸もぴったりと合い、絶妙なグルーブを醸し出しています。


 改装されたお店にはB-3、C-3が揃い踏み。その他にもL型オルガンや珍しいレスリースピーカーも置かれています。地下鉄「長居」駅から徒歩5分、JR「長居」駅からは徒歩3分、大阪の新名所「長居商店街」にオープンしたワイエスコーポレーションさん。今月は毎週日曜日、店頭ライブをおこなっています。皆さん是非お出かけください。そして、ビンテージオルガンの数々を堪能して、最後は立ち飲み屋の由紀ちゃんで山本社長と一杯。日々の疲れが癒されますね。

 さて、夜の部は地下鉄「長居」駅前のDepoに場所を移します。毎月、様々なオルガニストがホストを務めるオルガンジャムセッション、今夜は沼澤修一さんのオルガントリオです。ドラムは清川将之さん、ギターはショーノ・タカシさんがお相手します。
 まずは沼澤さんがサマータイムで場を作ると芸達者のワイエス門下生がステージを占拠、怒涛のセッションがスタートします。


 最初に現れたのは窪田さん。浴衣に着替え、習い始めて1ヶ月のサックスの腕前を披露されます。その腕前はというと、アンブシュアも定まっていて中々のもの。度胸も決まっているからとても1ヶ月とは思えません。「私の場合は形から、とにかくサックスを買っちゃったから…」と窪田さんの言っている横から「B-3も買いなはれ。」と山本社長の囁きが聞こえてくる。
 今夜のもう一人の主役は山本社長からワイエスの准社員扱いとされているXK-3プレイヤーの村上君。家庭の用事で店頭ライブ後に帰宅する予定だったのだが、由紀ちゃんで出来上がってしまった山本社長に本日の楽器運搬を託されてしまったのである。家族との絆を断ち切って臨んだステージは中々のもの、グルービーな演奏で沸かせてくれます。しかし、そんな村上君が突然帽子を脱ぎ、眼鏡を外して繰り出したのはワイエス伝統の頭突きグリッサンドだった。



 この後も入れ替わり立ち代りステージを賑やかして長居の夜は更けていくのであった。その模様をバーボンの炭酸割を飲みながら見守る山本社長。彼の脳裏には気軽にジャズを学び、ジャズを演奏する街、「オルガンタウン長居」の夢が大きく広がっていることだろう。


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