まずは師匠の河合代介さん、今回はJ-Jazz界を代表するサクソフォンプレイヤー
峰厚介さんとの共演です。ギターには
秋山一将さん、お二人とも河合さんが子供の頃から活躍されているプレイヤーです。
XK-3cのサウンドメイクは河合さんの手腕によるもの。そのお陰でデフォルトのままでストレスなくご使用いただかれるユーザーも多いことと思います。そして、XK-3cがその本領を発揮するのは今回のようなシチュエーションのときでしょう。限られたスペースでハモンドオルガンとしての最大限のパフォーマンスを発揮したいとき。一段の鍵盤にミディ鍵盤、ペダルボードを接続しただけでオルガンの醍醐味が堪能できるのです。
今回、河合さんが配慮されていた点はレスリースピーカーの向き、2101Pはバスローターがシミュレータのため背面の壁に音をぶつけてバランスをとられています。
峰さんがリーダーを務める今夜のトリオでは河合さんもお馴染みのナンバーは封印、堅実なプレイで先輩ミュージシャンをサポートされています。ドラムレスの編成だけにバンドのグルーブを司るのはオルガンの役目、五体と五感で音楽と向かい合われています。
そして、ソロが回ってくると本領を発揮。高音部のドローバーを足した勝負サウンドですべてを凌駕してハモンドオルガンの醍醐味を堪能させてくれます。後方に下がり身動きされることなく河合さんのソロを聴かれている峰さん、休符の美学を貫かれているような姿からも音楽が伝わってくるようです。

峰さんのサックスも秋山さんのギターも世間ではビンテージと呼ばれる使い込まれた楽器です。本来ならばハモンドオルガンもビンテージのもので、という思いはありますが物理的な無理が生じてきます。そのようなときのためにと、河合さんも粉骨注がれて開発に携わっていただいたXK-3c、今夜は十分にそのパフォーマンスを発揮していただきました。