WE LOVE HAMMOND ORGANS!
HAMMOND SUZUKI HOMEPAGE
HOME
新着情報
音楽教室ご案内
製品ご案内
サービス窓口
お問い合わせ



講師専用ページ
ハモンド講師の方への情報が掲載されています。ID、パスワードを入力してください。


Suzuki Music Dream Net WEB SITE

新着情報

REPORT/夏の思い出 ニール・エバンス2008/11/25

date
7月22日(火)
place
Blue Note Tokyo

※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

 秋も深まり、今年もあとわずかとなりました。先日、SOULIVEのTV放映の告知依頼をBLUE NOTE TOKYOのスタッフの方からいただき、ニール・エバンスと再会した夏の日のことが思い出されました。
 SOULIVEの東京公演に行くために、ハモンドの北米担当者とともに表参道の駅を出る。東京に不慣れな彼は丁寧に出口を調べてきたようだ。「Bの3ですからね。Bの3、B-3ですよ。これも縁ですね。」と訳のわからないこと口走っている。本当に暑い日だった。


 湯気が昇るような熱気の骨董通りを歩いてBLUE NOTE TOKYOに着く。汗を拭っていると1台の車が止まり、ニールたちが降りてきた。再会の場面を想定する前に再開してしまった。そして、湯気の出るようなハグ、頭の中は真っ白となる。
 冷房の効いたフロアに入ると思考回路は復旧した。前回の来日のときに約束したnew B-3を使うのであった。ステージではすでにセッティングを終えニールを待っている。ニールは楽屋に入ることもなくnew B-3に向かった。


 まずは、コラールを弾き始める。SOULIVEの演奏では聴くことのない響きである。厳かなオルガンサウンドが奏でられる。左手のシンセベースが加わる。オルガンが少しずつ歪み始める。右手がバッキングから白玉へと変わる。ニールの大きな手が鍵盤をとらえている。SOULIVEのサウンドである。


 メンバーたちも加わりリハがスタートするとニールのオルガンプレイはますます冴え渡る。引っ掻くようなバッキングとともに繰り出される左手の掃い、右手の親指付け根でのグリッサンド。しかし、彼がここ一番で繰り出すのはアームグリッサンド、パワフルに鍵盤を擦る…と言うよりも薙ぎ倒していく。極めつけは肘を押し込めてから腕を倒していく超迫力のグリッサンドだ。当然、この音圧にはレスリーも悲鳴をあげる。


 リハが一息つくと「どうしたんだ、ニール。今日はご機嫌なサウンドじゃないか。」とドラムのアランが問いかけた。
 「どうもこうもない。このハモンドは最高だ。こんなに気持ちよく抜けてくれる。これがデジタルなんだぜ。オーバードライブも、EQもついているんだ。」と、ニールが説明するとアランはオルガンの下を覗き込む。
 「本当だ。これはすごい。」と確認していると「どうしたんだ。」とメンバーたちが集まってくる。そして、ニールによるレクチャーが始まった。


 10周年を迎えたSOULIVE、全世界がファンキーでソウルフルな音楽に魅せられている。左足でワウペダルを踏みながらギターのようなサウンドを奏でるニールのクラビネット。左手でのシンセベースと同様にニールならではのプレイスタイルだ。しかし何よりも、手数が多く出されるわけではないのだが、彼の弾くハモンドオルガンは存在感があるのだ。それは、オルガンがアコースティックな楽器であることを誰よりも知っているから。だからこそ、彼の人柄がサウンドに投影されている。先人たちのように。


(C)2003 Hammond Suzuki Musical Inst.MFG. Co.,Ltd. All Rights Reserved.