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REPORT/ジョン・メデスキ B-3mk2をあやつる。2009/01/28

date
12月14日(日)
place
Motion Blue yokohama

※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

 12月13日までブルーノート東京のデビット・サンボーン・スペシャル・グループのギグで“活躍したB-3mk2は14日には横浜赤レンガ倉庫のモーション・ブルー・ヨコハマにやってきました。


 トニー・ウィリアムス・ライフタイム・トリビュート” と題し、あのクリームのジャック・ブルースが集めた凄腕ミュージシャンたち、その中にわれらのジョン・メデスキ(HAMMOND 44のエンドース・プレーヤー)が参加しているのです。メンバーはベースがジャック・ブルース、オルガン/キーボードがジョン・メデスキ、ギターがリビング・カラーのヴァーノン・リード、ドラムスがレニー・クラヴィッツ・バンドのシンディ・ブラックマン。


 昨年10月末の東京公演でもB-3mk2とHAMMOND44を使用したジョンは素晴らしい笑顔で挨拶をしてくれ、「HAMMOND 44はエクセレントだ、レコーディングでも使ったから是非聞いて欲しいな」とうれしい一言。「今回もB-3mk2で演奏出来る事を楽しみにしていたんだ。」ということで早速サウンドチェック開始、ここでは、レスリー122XBと3300の2台を接続、それぞれのレスリーにマイクを立て、しかも122XBには「箱鳴り」を録るためだけのマイクを別に立てる気合の入れ方です。1台のB-3mk2のために5本のマイクとは、まるでドラムセットのようです。


 ジョンはB-3mk2の真空管オーバードライブが特に気に入っており、自分でディスプレーを使って丹念にエディットしていきます。オーバードライブのかかり具合をエクスプレッションでコントロールするモードとしないモードを説明すると「なんでそんなことができるんだい。今日、早速本番中でもモードを切り替えて使おうかな、ディスプレーをそのままにしておいてくれるかい」とすっかりご機嫌です。ベースはジャック・ブルースがいるので、B-3mk2の足鍵盤は使わないという情報で足鍵盤がセットされて無かったのには、ジョンは少し残念な様子。そこで、オールドのB-3では出来ないわざ BASS to Great をオンにして、下鍵盤でBASSの音が出るようにセットすると、またクリエーターの血が騒ぎはじめ色々なレジストレーションで様々な音色を作り出します。演奏中、常にドローバーを動かし、フレーズとともに音色を変化させるジョンはBASS音までを変化させるのでした。

 さて、本番の演奏はというと、一番の驚きは、スレンダーな美人ドラマーのシンディーのドラムです。(スミマセン、ジョンではなくて。)パワフルで、エネルギッシュで最初から最後まで暴れまくるという表現がぴったり、サウンドだけを聴いていると全く女性とは思えません、凄い体力、脱帽です。全体の演奏はセッションバンドでインプロビゼーション中心なので緊張感あり、お互いの探りあいあり、入りきれない場面もあったように感じましたが、それはそれで楽しめたギグでした。後半に魅せた、ジョンのソロは圧巻、期待通りです。ジミー・スミス亡き後、新しいハモンドオルガンの世界を築きあげる男の一人として、圧倒的なテクニックを誇り、感覚的にはファンキーだけどもフレーズ自体はとても新鮮で、「かっこいいー」がここまではまるアーティストは世界でも類を見ないのではないでしょうか。


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