
また、特別ゲストとして登場されたのは名古屋センターの鈴木郁子先生。ここ数年、ジャズオルガニストたちによる演奏をお届けしてきたのですが、今年はハモンド音楽教室の原点とも呼べる演奏をお聞かせいただきました。
XT-100ではボサノバの「デサフィナード」と、リズムを利かせた演奏でご当地ソングの「東京ブギウギ」を。new B-3では「シェルブールの雨傘」をタンゴ風のアレンジで、「オーバー・ザ・レインボウ」をシアタースタイルの真髄とも呼べる演奏で披露されました。
どのような楽器、演奏スタイルであれ、人を感動させられる奥深さは、ハモンドオルガンを志す人たちの模範となる演奏でした。
今大会でステージに並んだのはnew B-3とXT-100。その中でもXT-100に課せられたのは作り込んだシーケンスではなく、リズムとオーケストラボイスの存在であった。オルガンプレイがリアルタイムであるのは当然のことだが、機能に支配されることのない演奏は各々の音楽観や人間味が反映され大変味わい深い演奏でありました。誕生から75年目をむかえた今日でもハモンドオルガンが世界中の人々から愛されているのは、そのような感動を伝えられるからではないでしょうか。
また、地区大会を含めていろいろなジャンルの音楽がドローバーサウンドで表現されたのも今大会の傾向でした。課題曲部門で示してきたドローバーサウンドでの演奏が理解され、各々に発展した演奏へと広がりを見せています。これは大会を主催する者として大変喜ばしく、ハモンドオルガンの将来に光明を感じさせていただきました。
最後にHAMMOND FESTIVAL 2009も出演者の皆様、ご指導いただきました先生方をはじめ、多くの方々よりご協力を賜り無事終了いたしました。皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。次回HAMMOND FESTIVAL 2010で再びお目にかかりますこと、楽しみにいたします。