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2010/1/19
date
12月28日(火)
place
日本武道館
※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
2009年の仕事納めは吉井和哉さんの武道館ライブだった。キーボードは鶴谷崇さん。そして、今回のセットに加わったのはXK-EVOLUTIONだった。
鶴谷さんと最初に出会ったのはXK-1の発売した06年だった。このときも吉井和哉さんの参加された夏フェスのサポートをされていた。その後、絢香さん、SunSet Swishのステージでお会いしてきた。絢香さんのときはファンキーなキーボードサウンド、SunSet Swishではポップなオルガンサウンドをお聞かせいただいたが、吉井さんのステージでは爆音のロックオルガニストへと豹変される。
「吉井さんがハモンドの音を望まれることが多くて、最近では2段鍵盤がどうしても必要なのです。以前はシンセで出していた音も、ここ最近はオルガンへと変わってきているのですよ。」 そう言われて鳴らされたハモンドは歪みで膨張した野太いサウンドだった。そして、「もちろん、この音を出すのはこのステージだけですよ。」と、付け足すことを忘れなかった。しかし、鶴谷さんの音はただ大きくて歪んでいるだけのオルガンサウンドではない。B-3のトーンホイールが発するハモンド固有のサウンドを大切にされている。基本のドローバーセッティングを崩すことなく、レスリーに負荷をかけて歪ませる。どのように膨らんでも原音の美しさは損なわれていないのである。
オルガン以外にステージ正面側にピアノ系のキーボード、左手にはシンセ系のキーボードが並べられている。そのため、足元にはフットスイッチやスイッチが整然と配置されている。
アリーナ公演、ドーム公演と肥大化してきたアーティストのライブシーンだが、武道館はやはり特別な場所である。1966年のビートルズ来日公演以来、国内外の多くのアーティストを飲み込んできた。武道館のアリーナで足元を揺るがすようなドラム、ベースの重低音、これはロックファンでなくとも痺れるものである。そして、八角形の館内を反射するギターサウンド、その間にはオルガンサウンドがいる。隙間のないサウンドに酔いしれることができる。
半世紀近い歴史を刻み続けたロックの聖地に2009年も多くのアーティストたちが新たなページを綴ってきた。そして今回も吉井さんが武道館を揺るがした。その中でハモンドオルガンが昔と変わることのないサウンドを奏でたことはとても光栄なことであり、この先永遠に普遍のオルガンサウンドを発していく使命を力強く感じさせていただいたライブでした。
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