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「ぼくは自分の好きな楽器を使いたいので・・・」と話される高藤さんのセットは新旧、メーカーに拘ることのないキーボードが積み上げられています。オルガンに関してはXK-2を弾き込まれてきただけに、荒れる轟音も自在に操られる凄腕なのです。リハーサルでXK-3cを初めて弾かれたときも「思ったより優しい音ですね。」と、XK-2との違和感を持たれていたのですが、今回のステージにあわせて最強のオルガンサウンドを作りこまれてきました。
高藤さんのオルガンサウンドは古典的なロックオルガンとは一味異なる感じがする。ストリングスやパット系のサウンドと同軸上にありながら抜群のアナログ感を誇張しているのです。派手なグリスを多用するわけではないが、オルガンとしての存在感は誇示している。EQなどはバンドに合わせてセッティングされているが、XK-3cの持つ原音の響きを十分に生かしていただいている。レスリーにいたってはデフォルトのまま、チューブの回路も切った状態である。歪みのポイントはレスリーへの負荷によって生まれている。
名実ともに現在最も輝いているバンドflumpool。ステージ上から発する音楽の力とそれに揺さぶられるオーディエンスの魂たち。その両者の狭間でプレイされている高藤さんは想像を絶するエネルギーの塊を一身に受けているのであろう。ツアーはいよいよ中盤へと突入するが、渾身のプレイで最先端のロックサウンドを支えていただきたく思います。






