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「チャイムの演奏には楽譜を使うそうですね。楽譜が読めなかったら、できないんじゃ………」
「大丈夫。楽譜に印がつけてあって、印のところで鳴らすだけだから」
チャイムを演奏するには、何人かの人手が必要です。その曲に出てくる音全部を数人で分担して演奏するのです。例えばピアノでドレミと一人で弾くところを、A、B、Cさんと3人がかりでド、レ、ミと音を出すか、またはドをAさん、レミをBさんが受け持つか、ということになります。チャイムは1本1音、そして一度に持てるのは右手左手それぞれ1本ずつ。どんな達人でも、テンポが速かったら3音連続して鳴らすことはできません。
こういうことは、楽器演奏の形としては珍しい形です。ですから難しいこと、易しいことも、他の楽器とまるで違います。一番大きな違いは、簡単に始められるけれども、深入りすればするほど難しさがわかってくる、ということかもしれません。そしてこれほど「聴く」ことを要求される楽器はない、と言えます。人さまの音もわが音と思わなければ、何をやっているか皆目不明ですから。
例えばAさんがドを受け持ったら、全曲通してすべてのドをAさんが責任を持ちます。ただしそのドが、いつどこで出現するかドキドキしながら探していては「聴く」どころではないので、楽譜という白地図のすべてのドに印をつけようというのです。(印も、右手左手の区別が一目でわかるようにするとか、いろいろ工夫します。
詳細は「トーンチャイム入門」をごらんください) 印は初心者だけでなく、チャイムの演奏にとって不可欠です。例えば46音必要な曲を演奏するのに1人2音と決めてしまうと23人必要になります。でも配分を工夫したら9人で演奏できるかもしれません。ただし1人で7本持ったとしたら、担当する音を探すだけでおしまいになってしまいます。音探しに費やす労力を、「聴く」ほうにまわしたいのです。
自分が担当している音がどこにあるか(楽譜の何段めの何小節めの何拍めに出てくるか)さえわかったら、ドレミなど関係なし、♯や♭の心配もなし、同じ速さで1、2、3、4、と数えられたら、即、演奏に参加できます。まちがえても、音を出し損なっても、慌てず騒がず、とにかく最後まで数え通すことができたら万々才。ただしたとえ1本しか担当していなくても、その音の役割は周囲の状況でいろいろ変わるので、周囲とは関係なしというわけにはいきません。そして、周囲の確認が最も的確に迅速にできるのが「耳」すなわち聴くことなのです。チャイムにとって「聴く」ことは、何にもましていちばん大切です。
チャイムの演奏でまず学習しなければならないことは、拍子を数えながら聴く、聴きながら拍子を数える、それだけです。どんなに失敗しても中断しない。1本1音ですから抜けたり間違えたりすると、ほんとうによく目立ちます。でもそこを我慢して止まらず歩き続けることです。これが簡単にできそうで、けっこう大変です。くれぐれも、数えることができるようになったら聴こう、などとは考えないでください。孤立したら皆と足並みを揃えることは不可能ですし、第一聴かなければ数えられません。音が抜けることより、足並みを乱すほうがよほど罪が重いのです。
沢山の音をどのように配分したら少ない人数で演奏できるか、この配分を決める仕事を「ベル割り」といいます。上手なベル割りによって各自の配分を決め、各自それぞれの分担する音に印をつけたパート譜を作ったら、もう演奏の80%は成功したも同然。次回は「ベル割り」について考えます。
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2007年6月29日(金)東京ルーテル市ケ谷センター
◆ジャンボリー(JAMBOREE)
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開場:午後2時 開演:午後2時半 入場無料(出場団体15チーム) |
◆コンサート(CONCERT)
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開場: |
午後6時 開演:午後6時半 入場料¥1,000(前売り当日売り共通,全席自由)
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曲目: |
オルガン協奏曲(ヘンデル),アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー),
月の光(フォーレ)ほか
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演奏: |
ティンカーベルクワイア MC:小室等
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| ◆申問合せ |
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鈴木楽器販売(株)東京支店
TEL : 03-5960-1251
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日本チャイム・ミュージック協会案内
1989年情報交換の場として設立、年4回会報と季刊『Chime Music』を一緒にお届けしています。 チャイム関連の諸問題(技術面から編曲法にいたるまで)の無用な試行錯誤を防ぎたい、というのが主旨です。市販されていないチャイム用編曲の無料送付も、(条件つきながら)行っています。入会ご希望の方はご案内をお送りしますのでハガキでお申込み下さい。
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〆きりは、2007年6月20日原稿到着分まで。次号発行は、2007年7月25日を予定しております。
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株式会社鈴木楽器製作所 トーンチャイム係
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