MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、電子楽器やシーケンサーなどの機器どうしで情報をやり取りするための規格です。世界共通規格につき、異なるメーカーの機器を接続することができます。
本機のMIDIは、「コードボタンを押した(離した)」、「ストラムプレートに触れた(離した)」というコントロール情報をはじめ、音量、サステイン、テンポなどの情報を送信します。
* MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
■ 本機のMIDI OUT端子でできること
本機のMIDI OUT端子とMIDI機器を接続すると、MIDIデータをMIDI機器に送信できます。
(使用例)
• MIDI機器(シンセサイザー、デジタルピアノなど)の音源を用いて演奏する。
• MIDI機器(アレンジャーキーボード、シーケンサーなど)と同期させて演奏する。
• 本機での演奏をシーケンサーやパソコン(DAWなど)に記録する。
■ MIDIチャンネルとは
MIDIには1~16のMIDIチャンネルがあり、演奏情報を16のチャンネルに分けて1本のMIDIケーブルで伝送します。
本機は5つのチャンネルを使って、コードボタンやストラムプレートなどの演奏情報を送信します。
MIDIデータをMIDI機器に正しく伝送するには、送信側(本機)と受信側(MIDI機器)のチャンネルを合わせる必要があります。詳しくは「MIDIインフォメーション」(⇒)をご覧ください。
■ MIDIクロックとは
接続した機器どうしでテンポを同期させるために、一定の間隔で伝送される信号のことです。
本機はリズムのテンポに同期したMIDIクロックを送信します。
これにより本機のテンポに合わせて、MIDI機器(アレンジャーキーボード、ドラムマシンなど)で自動伴奏やオートリズムを再生できます。