MIDIインフォメーション

■ システム/リアルタイムメッセージ

メッセージ

MIDI送信プリセット

説明

Preset 1~3

Preset 4

Clock (F8)

×

本機のリズムのテンポに同期し、[RHYTHM Tempo]つまみに連動します。

Start (FA)

×

リズムの開始時に送信されます。

Stop (FC)

×

リズムの停止時に送信されます。

〇: Yes、×: No

■ チャンネルメッセージ

チャンネル

ノートメッセージ

Control Change

MIDI送信プリセット

Volume (7)

Release (72)

Decay (75)

Preset 1

Preset 2

Preset 3

Preset 4

CH1

Main Voice *1

〇 *2

〇 *3

〇 *3

CH2

Chord

〇 *2

×

×

×

CH3

Bass

〇 *2

×

×

×

CH4

Sub Voice *1

〇 *2

〇 *3

〇 *3

×

×

CH10

Drum

〇 *2

×

×

×

×

×

〇: Yes、×: No

*1: キーボード機能がオンのときは、「omni 1」の音声はモノフォニックで出力されますが、MIDIでは押されたすべてのキーのノートメッセージを送信します。

*2: MIDI送信項目()で「Volume CC」を「On」に設定時に送信します。[STRUMPLATE Volume]つまみ、[RHYTHM Volume]つまみ、[CHORD Volume]つまみの操作に連動します。演奏中に音量バランスを調節したり消音したりすることができます。MIDI機器によってはこの機能に対応していない場合があります。

*3: MIDI送信項目()で「Decay/Release CC」を「On」に設定時に送信します。[STRUMPLATE Sustain]つまみの操作に連動します。MIDI機器によってはこの機能に対応していない場合があります。

Decay/Release CCについて

Decay/Release CC

説明

On

[STRUMPLATE Sustain]つまみの操作に連動して、Decay/Release CCの値が変化します。

ピアノやギターなど、発音してから音が減衰する楽器の音色を演奏するときに有効です。ゲートタイムはストラムプレートに「触れる/離す」(キーボード機能ではコードボタンを「押す/離す」)に依存するので、より演奏のニュアンスが表現できます。

Off

[STRUMPLATE Sustain]つまみの操作に連動して、ゲートタイムが変化します。

オルガンやストリングスなど、音が減衰しない楽器の音色を演奏するときに、発音してから止まるまでの時間を調節できます。

最大にするとゲートタイムは無限大となり、別のコードボタンやInstant OFFプレートを操作するまで打鍵状態が続きます。

ピアノやギターなど減衰系の音色を演奏する際は、減衰途中の「消音」を防ぐことができます。

Tips

• ゲートタイムとは、MIDIデータ上のノートオンからノートオフまでの長さです(例: ピアノの鍵盤を押してから離すまで)。

■ MIDI送信プリセット

本機は5つのチャンネルを使って、ノートメッセージ(Main Voice、Chord、Bass、Sub Voice、Drumのコントロール情報)を送信します。

使用するシーンに合わせてMIDI送信プリセットを設定することで、各ノートメッセージの送信を簡単に制御することができます。

Preset 1 (Accomp and Strum)

• 送信チャンネル: CH1~3

マルチティンバーのMIDI音源に、ストラム(キーボード機能ではメロディ)、コード、ベースの演奏を送信します。

接続例:

アレンジャーキーボードを本機のMIDIクロックに同期させ、アレンジャーキーボードのリズムパターンを走らせつつ、ストラム、コード、ベースを演奏する。

Note

• アレンジャーキーボードのMIDIクロックを「外部」に設定してください。

Tips

• マルチティンバーのMIDI音源とは、受信した複数のパートを個別に割り当てることができる音源です。複数の音色を同時に鳴らすことができます(例: General MIDI)。

Preset 2 (Accomp and Two Strums)

• 送信チャンネル: CH1~4

マルチティンバーのMIDI音源に、ストラム(キーボード機能ではメロディ)、コード、ベースの演奏を送信します。

ストラムの演奏はCH1とCH4の両方に送信されるため、MIDI音源側で該当チャンネルに異なる音色を割り当てると、さまざまな効果が得られます。

接続例:

アレンジャーキーボードを本機のMIDIクロックに同期させ、アレンジャーキーボードのリズムパターンを走らせつつ、ストラム(2音色)、コード、ベースを演奏する。

Note

• アレンジャーキーボードのMIDIクロックを「外部」に設定してください。


Preset 3 (All Out)

• 送信チャンネル: CH1~4、CH10

マルチティンバーのMIDI音源に、ストラム(キーボード機能ではメロディ)、コード、ベース、ドラムの演奏を送信します。

本機がCH10で送信するドラムのノート情報(割り当て)については、「ドラムマップ」()をご覧ください。

接続例:

アレンジャーキーボードのオートリズム/自動伴奏は使用せずに、本機のノートメッセージを適用する。

Note

• アレンジャーキーボードのMIDIクロックを「内部」に設定してください。

Preset 4 (Strum Only)

• 送信チャンネル: CH1

ストラム(キーボード機能ではメロディ)の演奏のみを送信します。

シングルティンバー(電子ピアノなど)のMIDI音源や、DAWで作った楽曲にストラム演奏を加える場合などに使用します。

接続例: