ミドルサイズながらホーンローターとドラムローターを備えた本格的なリアル2ローターレスリー。300Wのハイパワーアンプを搭載。さらにチューブプリアンプを内蔵することにより、パワフルでダイナミック、かつ温かみのある真空管サウンドを手に入れることができます。レスリー3300のウォールナット仕様モデルです。
レスリー3300はレスリー122XBと同じホーンローター、ドラムローターを搭載したミドルサイズのレスリースピーカーです。300Wのハイパワーアンプ(ホーン80W、バス220W)による迫力あるサウンドは、レスリー122XBから容積を約30%サイズダウンしたことを不足としない存在感、質感を得 ることを可能としました。
また、3バンド・イコライザーを装備したことにより、レスリー122XB及び、Oldタイプのレスリースピーカーでは できなかった音質調整が手軽にできます。演奏場所の特性やビンテージオルガンの個体差についてもお好みのサウンドに補正して楽しむことができます。さら に、ホーンレベルを調整することで上下2つのロータリースピーカーの音量バランスを変えることができます。
真空管プリアンプを搭載したレスリー3300は、チューブドライブとチューブモードの2つのコントロールが装備されています。チューブドライブは真空管へ の入力レベルを調整するもので、レベルを上げると真空管特有の温かみのあるチューブサウンドに。オフにするとクリーンなソリッドステイトサウンドに切り替 えられます。
チューブモードは真空管の感度を調整するもので、感度を上げるとより深い歪みを楽しむことができます。この2つのコントロールを調整することにより、過度な入力でスピーカーに負担をかけることなく、ソフトからハードまで幅広いディストーションサウンドを楽しむことができます。勿論、 限られたスペースで音量が出せない場合でもお好みの歪みを作ることができます。
ブラシレスDCサーボモーターの採用により、電源周波数、電圧の変動に影響されることなく一定の回転数を保持することができます。さらに、ローターの回転の立ち上がり、立ち下がり、スロー/ファーストの回転数をお好みで調整することも可能です。
スタンダードな11pinソケットに加え、SKシリーズ、XK-1cなどの8pinソケット、フォンジャック端子に対応しています。プリアンプなどを経由してビンテージオ ルガンと接続した場合にはトーンホイール1枚1枚の響きを忠実に再現いたします。勿論、他メーカーのオルガン、キーボードのオルガン音色でも威力を発揮します。
スピーカー | ホーンローター、ドラムローター(38cmウーハー) |
---|---|
出力 | ホーンローター 80W、ドラムローター 220W |
接続端子 | 11ピンソケット、8ピンソケット、ラインインプット、 ステーショナリアウト(L,R)、ラインアウト/サブウーハーアウト、 フットスイッチ(FS-9H) |
プリアンプ | 真空管12A×7 |
オプション | 11ピンレスリーケーブル(LC-11-7M)、 8ピンレスリーケーブル(LC8-7M)、フットスイッチ(FS-9H) |
方式 | 1チャンネル リアル2ローター レスリートーンキャビネット |
モーター | ブラシレスDCサーボモーター×2 |
オーバードライブ | チューブドライブレベル、チューブON/OFF、チューブモード |
イコライザー | バス、ミドル、トレブル |
ローターアジャスト | ホーンローター:ライズライム、フォールタイム、スロースピード、ファーストスピード ドラムローター:ライズライム、フォールタイム、スロースピード、ファーストスピード |
定格電圧 | AC100V 50Hz/60Hz |
定格消費電力 | 210W |
寸法 | W63×D52.7×H79.5cm |
重量 | 51kg |
付属品 | ACコード |
コントロール | ボリューム、ホーンレベル、サブウーハーボリューム |
ニューヨーク在住のオルガニスト敦賀明子さんが、レスリー3300の開発責任者、鈴木楽器製作所の大野弘光氏に直撃インタビュー。レスリー3300のサウンドの秘密に迫ります。
敦賀: | 始めまして、敦賀明子です。先日のツアーでレスリー3300使ってみたんですけど、すごいですねあの迫力。本当、大好きになってしまいました。今日はレスリー3300の秘密についていろいろ伺ってみたいと思います。宜しくお願いします。 早速ですが、なぜ新しいレスリーを開発しようと思われたのですか? |
---|---|
大野: | レスリーサウンドは、音の出口が空間を物理的に移動し、あらゆる反射音が刻々と変化しながら、重なることでのみ得ることが出来ます。これは、アコースティッ ク空間が作り出す、まさにアコースティックサウンドと言えますね。わたしたちが、そのサウンドを次の世代に伝えていく為にすべきことは何だろう? 新レスリーの開発はその為に出した私達の答えだったのです。 プロフェッショナルプレーヤーに、自宅はもちろんのこと、あらゆるステージやギグで 使っていただくことで、本物のレスリーサウンドを世に広め、認知度を高め、レスリーサウンドがみなさんの心に留まる、これこそが次世代に伝える道と考えま した。いつでも、どこでも、誰でも、どんな楽器とでも使える、ただし、サウンドはいっさいの妥協のない本物であること、こんなレスリーなら私達の希望をか なえてくれると考えたんです。 |
敦賀: | ずばり、3300のサウンドの秘密をお聞かせいただけますか? |
大野: |
はい。たくさんありすぎてどれからお話するか迷ってしまいますね(笑)では、まず、分かりやすいところから説明させていただきます。レスリーと言えば、回転 しているラッパ状のホーンと臼のようなローターが目に浮かんできますが、この二つはなんと、レスリーの定番122や147と正真正銘同じ物を使っていま す。 |
敦賀: | してしまいました、ですか? |
大野: | これだけ本物を使うと、コスト的に本当に厳しいんですよ。しかも、全てUSAからの輸入になりますので。 |
敦賀: | それってお買い得をさりげなくアピールされてるんですね(笑) 他には? |
大野: |
ご覧いただければお分かりだと思いますが、全体が小振りになっています。従来のレスリーではこのサイズであれば、ウーハーは12インチ約30cmのユニット が使用されていましたが、3300では38cmウーハーを新開発して採用しました。これもアメリカのスピーカーメーカーとやり取りを繰り返してスピーカー ユニットの開発だけで1年間もかかってしまいました。 |
敦賀: | どうして、30cmの今までのスピーカーではだめなんですか? |
大野: | ハモンドオルガンの重要なエッセンスに「分厚い低音」というものがあります。その「分厚い低音」を得るには38cmじゃなければどうしてもだめなんです。ただ、今回はキャビネットを可能な限りコンパクトにしたいという目標がありましたので、通常38cmのユニットに必要なスピーカーボックスの容積が確保でき ませんでした。そこで、ボックスの容積が小さくても狙い通りの低音が出せるスピーカーを開発する必要があったんです。 |
敦賀: | なるほど。それとかなり音量を上げても余裕で鳴っている感じがしますが? |
大野: |
はい、スピーカーをドライブするアンプも、いままでのレスリーの中で最高のホーン80W、ウーハー220Wのハイパワーアンプを搭載しています。これだけ鳴 れば、例えばバンドの中でガンガン鳴っているドラムやディストーションの効いたギターに十分対抗できると思っています。ただし、うるさいだけではだめなの で、実は、真空管を採用してサウンドに味付けができるようにもしてあるんですよ。 |
敦賀: | その他に苦労されたことはどんなところですか? |
大野: |
一番苦労したのは、上下のローターのスピードの変化です。スローからファースト、ファーストからスローへのカーブをオールドのレスリーに合わせる作業でし た。このために専用のマイコンを採用して、マイコンで回転をコントロールするようにしました。回転については全く違和感のないところまで持ってくるには、 本当に試行錯誤の連続でした。 |
敦賀: | え!?レスリーにマイコンが使ってあるんですか? |
大野: | そうです。マイコンを使ってさまざまなコントロールをしています。これは、2101よりも古いレスリーでは出来なかったことで、レスリーにもデジタル技術が生かされてきています。 |
敦賀: | レスリーにデジタル技術ですか、とっても意外です。 |
大野: | アナログでなければならない部分はしっかりとアナログで残し、デジタルにすることで、より使いやすくなる部分には積極的にデジタル技術を使っています。例え ばローターを回転させる為のモーターは古い時代のモーターは手に入らないので、新しいモーターを使いますが、そのままだとどうしても、立ち上がりや立ち下 りのカーブが従来のレスリーと違ってしまいます。これをデジタル技術で従来機と合わせるといった目に見えない苦労をしています。 |
敦賀: | そうですか! デジタルとかアナログとか言うと、どうしても先ほどおっしゃっていた真空管に興味が湧いてくるんですが? |
---|---|
大野: | はい! 有名な12AX7Aという真空管を使っています。 |
敦賀: | ずいぶん力が入りましたね(笑)オールドの122は真空管のアンプですよね。なんだか、真空管と聞いただけで、温かいサウンドを想像してしまうのですが、実際にはどうなのでしょう? |
大野: | そうですね。評価の高いギターアンプの多くは真空管を使っていますので、明らかにメリットがあってのことというのは想像できると思います。少し、技術的な話をさせていただきたいのですが? |
敦賀: | ついていけるかな?分かりやすくお願いしますね。 |
大野: | はい、頑張ります(笑)市場には真空管をつかった歪系エフェクターはたくさんありますが、多くのモデルは音声信号が真空管に入る前にICを使った回路で音を 歪ませたり、単純に波形の上下を切りとったりしているだけのタイプが多いのです。でも、この3300は真空管には、クリーンな状態の波形を入れて、真空管 の中だけで波形を歪ませる工夫をしています。これが真空管本来の味を出している秘密なんです。 |
敦賀: | いわゆる正統派ということですね。でもそれが何故良い事なのですか?ついていけるかな?分かりやすくお願いしますね。 |
大野: | さ すがに関西出身、つっこみが鋭いですね。温かいサウンドやマイルドな歪といったサウンドの秘密は偶数倍音の乗った歪なのです。逆に奇数の倍音の乗った歪は クセのある耳障りな音になります。正しく使われた真空管回路を通った音はこの偶数倍音が付加されるのです。真空管特有の増幅曲線によって増幅されること で、真空管のキャラクターがより、鮮明になってくると言えるんです。 |
敦賀: |
なるほど!よく分かりました。でも、背面のパネルにはいっぱいツマミが付いていて難しそう。 |
大野: | 大丈夫ですよ。ボリュームツマミを挟んで真空管の部分の音色調整ツマミが2つあります。音を聞きながらツマミを回していただければ、音質の変化がわかっていただけると思います。 |
敦賀: |
後ろから見ると、今のツマミの上の部分が何だか網目のようになっていますが、今までのレスリーでは見たことがないんですけど? |
大野: |
はい、それはパンチングメタルと呼ばれる網目状の穴が開いている金属製のカバーです。プロのステージにおいては、殆どがレスリー上部の裏蓋を取り外して、マイクを立てて音を取り、PAに送り込むことをしますが、いちいち裏の蓋を外さないでも音が取れるようにしてあります。 |
敦賀: | その為だったんですね。プロの現場にはとってもありがたいんじゃないでしょうか。音響さんに成り代わりまして御礼申し上げます(笑) |
大野: | どういたしまして(笑) |
敦賀: | ジミースミスの古いレコードを聴くとレスリーを使っていないと思われる、つまり回転感の感じられない録音があるのですが? |
大野: | はい、ハモンドオルガンカンパニーが製造していたオルガン用のスピーカーは回転機構が装備されていなかったのです。レスリーではなくそのオルガン用のスピー カーを使った録音や、レスリーでもスローの回転が無く、ストップとファーストだけの機種があり、それらを使った録音が残っています。 |
敦賀: | そうだったんですね。レスリーの力を借りないで、B-3のビブラートコーラスだけを使った演奏も説得力がありますよね。 |
大野: |
3300は回転を止めることも出来ますよ。現行のハモンドオルガンXKシリーズやNewB-3にはブレーキあるいはストップといったスイッチがありますので、オル ガン側でレスリーの回転をコントロールことができます。もちろんレスリー側に回転をストップさせる回路が付いているから出来ることなんです。 |
敦賀: | いいことを聞いちゃいました。今度試してみますね。ところで、オールドB-3に接続されているレスリー122はストップさせることは出来ないですよね。 |
大野: | そうですね。レスリーの中の配線を外してしまえば、回転を止めることができますが本番中にレスリーの裏にかがみこんで配線を抜いている姿を想像してみてください(笑)、演奏中にはむりですよね。 |
敦賀: | 確かに厳しいものがありますね(笑)ところで3300には随分頑丈そうなキャスターがついていますね。 |
大野: | キャスターはプロフェッショナルのハードなツアーにも耐えるように厳選しました。キャスターが取り付けられている部分の底板の厚みはなんとトータルで28mm もあるんですよ。キャスター自体も4個で180kgまで耐えられる丈夫なものですから、安心してお使いいただけます。 |
敦賀: |
今日は本当に丁寧に教えて下さってありがとうございました。私はニューヨークの自宅にレスリー2101も持っているのですが、3300も欲しくなってしまいました。でも、置き場所が・・・(笑) |
レスリー3300は57kgで、レスリー122XBは70kgです。
レスリー3300は63(幅)_52(奥行)_ 90(高さ)cmで、
レスリー122XBは74(幅)_53(奥行)_ 105(高さ)cmです。
はい、ドラムローターも122や122XBと同じローターが使われており、実際に回転しています。
ホーンローター、ドラムローターとも次の4つのパラメーターを調整することが可能です。
調整箇所はリアパネルの中央やや右よりに開いている小さい穴8個です。ここに調整用の小型のドライバーを挿入して調整します。詳しくは取扱説明書7ページをご覧下さい。
ローターが回転中は慣性が働いていますので、ボリュームを動かしてもすぐにはスピードが変わりません。ボリュームを動かした後、その状態が反映されるまで、8秒以上お待ち下さい。
ローターの回転を工場出荷の状態に戻すには、フットスイッチを3300に接続し、踏み込んだままの状態で、3300の電源を入れます。その状態でパネルにある8個の穴にあるボリュームを調整します。それぞれのパラメーターが工場出荷時にもどれば、LEDが点灯しますのでLEDを目安に調整します。詳しくは取扱説明書 11ページをご覧下さい。
ボリュームツマミとホーンレベルツマミの2つを使って調整します。ボリュームツマミを使ってドラムローターの音量をお好みのレベルに調整し、全体のバランスが取れるようにホーンレベルを調整すると良いでしょう。
最初チューブモードはセンターにしておきます。音を出しながらチューブドライブレベルを上げていきます。ドライブを一杯上げても不十分なときは、さらにチューブモードを右に回してお好みの深さに設定します。当社ハモンドオルガン接続時は取扱説明書にさらに詳しい説明があります。
3300の設置場所、コンサートのPA等の状態によっては低音の音量を増やしたい場合があります。通常はリアパネルにあるトーンコントロールのバスを調整することで補正できますが、それでも満足出来ない場合は、3300にあるサブウーハーのアウトプットをPA装置に送って補助します。サブウーハーボリュームはこのアウトプットからの音量を調整します。ただし、このアウトプットから出る音には、レスリー効果はかかっていません。
お使いになるオルガン、キーボードに付いているレスリーの出力端子をご確認ください。
オルガン、キーボード側に11ピンがついていれば、LC11-7Mを8ピンが付いていれば、LC8-7Mをお使い下さい。
はい、接続してお使いいただけます。レスリー用の出力端子を持たないオルガンやキーボードはラインアウトから標準のシールド線で3300のラインインプットに接続すれば音が出ます。ローターのスロー/ファーストの切り替えは、アンラッチタイプのフットスイッチ(FS-9H等)を3300のフットスイッチ端子に接続して行います。このとき、オルガンに内蔵されているレスリーシミュレーターはオフにしておきます。
いいえ、市販の多くのフットスイッチを使うことが出来ます。アンラッチタイプでペダルを踏み込んでいる間だけスイッチがオンになるモデルであれば使うことができます。ただし市販のスイッチの中にはON/OFF時、接点のチャタリング等により誤動作を起こすものもありますのでこれから購入されるならFS-9Hをお勧めします。
3300のリアパネル左端にあるラインインプットにギターを接続して演奏します。ギターにより出力やインピーダンスが異なりますので、ご希望の音量が出ない場合があります。ギターをまずエフェクター等に接続し、そのアウトプットから3300のインプットに接続されることをお勧めします。
ローターのスロー/ファーストの切り替えは、アンラッチタイプのフットスイッチ(FS-9H等)を3300のフットスイッチ端子に接続して行います。
3300はブラシレスDCサーボモーターを使っていますので、ローターの回転スピードは電源電圧や周波数によって変わることはありません。
もちろん、準備できるマイクロフォンの数によって異なりますが、ホーンローターに2本、ドラムローターに2本をそれぞれスレテオでPAに送ります。3300のリアの上部はパンチングメタルとなっていますので、取り外すことなくマイクをセットすることができます。マイクは2本を40cmほど離してローターの中心を狙った角度にします。マイク同士の距離と角度で、レスリー効果がかなり違って聞こえますので、ご自身でサウンドを確認しながらマイクアレンジを行って下さい。マイクは必ずホーンローターとドラムローターと両方にセットして下さい。マイクが2本しかない場合でも、ホーンローター側に2本だけを立ててしまうと中低音が抜けたバランスの悪い音になってしまいます。
パワーアンプ部はソリッドステートです。ホーンローターが80W、ドラムローターが220Wで、合計300Wのハイパワーです。
3300に使用している12AX7の回路は、充分に余裕を持たせた設計になっています。選別された高品質の真空管を採用していますので、通常の使用状態では特別な心配は必要ありません。パワーアンプ部はソリッドステートです。ホーンローターが80W、ドラムローターが220Wで、合計300Wのハイパワーです。
真空管は抜け防止のフックを付けていますので、簡単には脱落しません。ただし、レスリーを横に倒したり、はげしい衝撃を与えたりするとこの限りではありません。
BASS 60Hz,MID 1.7KHz,TREBLE 10KHzにおいて各±10dBです。
3300はシングルチャンネルですので、ロータリーチャンネルの音が出るだけで、リズムやオーケストラの音は出ません。3300の11ピン接続端子のすぐ隣にステーショナリーチャンネルL、Rのアウトプット端子がありますので、そこから別のアンプ(レスリー2121や市販のキーボードアンプ等)に接続すれば、そちらからリズムやオーケストラの音が出ます。これは、マルチチャンネルのオルガン(ハモンドXTやXH、CX、SX等)に共通しています。
11ピンケーブルを使って接続した場合には、XK-3の11ピンのロータリーチャンネルに出力されるドローバー音は、XK-3のレスリーシミュレーター効果は自動的にオフとなります。XK-3のラインアウト端子からの音声出力は、Rチャンネルのみレスリーシミュレーターが掛かります。ハモンドのXKシリーズやXBシリーズは11ピンや8ピンのケーブルで接続をすることで、3300に送られるオルガンサウンドは内蔵のレスリーエフェクトがかかっていない状態になります。
機能的にはそのままで使用可能ですが、3300は今までのレスリーに比べ、かなり増幅度が高いために、11ピンケーブルはシールドが施されている必要があります。MADE IN USA の茶色い11ピンレスリーケーブルはシールドがありませんので、使用する環境によっては雑音が出ることがあります。この場合は別売のLC11-7Mをお使い下さい。
フットスイッチを1秒間以上踏み続けると、ローターの回転が止まります。リアパネルにはスロー/ファースト/ストップの状態を表示するLEDがあり、回転が止まっている状態では、一番下の赤いLEDが点灯します。止まっている状態からもう一度フットスイッチを踏むと、必ずスロー回転から回転を始めます。
3300はモーターやホーンの回転部分はメンテナンスフリーですので、注油の必要はありません。
3300は横に倒した状態で運送することを保障する設計ではありません。近距離で大きな振動を与えないという条件であれば可能ですが、大きな振動を受けた場合はベルトが外れる等のトラブルが発生することがあります。また、長時間倒したままにすると故障の原因となりますので、注意が必要です。
はい、別売の11ピンYケーブルLC11Y-7Mを使えば、2台のレスリーを接続することが出来ます。3300を2台、あるいは、別々のレスリー、例えば3300と122XBといった組み合わせも可能です。
レスリー以外のPA装置で低音を補助する時に使用します。サブウーハーのアウトプットはカットオフが100Hzの固定になっているBass(Tip側)と、フィルターを通らないで全帯域が出力されるFull(Ring側)の2種類があります。通常はBass側で問題なく使用できますが、接続するスピーカーユニットや設置場所の音響特性などにより本体レスリーと音のつながりが良くない場合が出てくることあります。この場合はFullのアウトプットを使って接続するユニット側の(ほとんどのサブウーハーユニットにある)カットオフ周波数を切り替えることで改善できる可能性が広がります。はい、別売の11ピンYケーブルLC11Y-7Mを使えば、2台のレスリーを接続することが出来ます。3300を2台、あるいは、別々のレスリー、例えば3300と122XBといった組み合わせも可能です。
市販のステレオフォンジャックの分岐ケーブルをご使用下さい。