ハーモニカ振興会では、我が国では初めて全国統一の指導カリキュラムを作成いたしました。これは音楽的知識の全くない人でも、簡単に楽しく楽器演奏ができ、段階的に上達が図れるように組み立てられています。
ハーモニカはある意味では探り吹きが基本となっている楽器です。その特徴を最大限に生かし、知っている曲を譜面なしで演奏することから始めます。曲が吹ける楽しさを最初に体験していただき、譜面の見方、音楽的なことは段階を追って無理なく上達するカリキュラムを組み立ててあります。従って、誰でも楽しく取り組めるようになっています。
一口にハーモニカと言っても、いろいろな種類があります。ここで言うハーモニカ教室とは主に複音ハーモニカ教室のことです。
ハーモニカは三つのタイプに分類されます。
我が国に今までになかった教室用の教材を開発いたしました。上達の段階に応じて、初級、中級、上級、研究科、アンサンブルの分冊教本となっております。これにより、学習者の目標が明確となり、効果的な指導を行うことができます。
教室用教本の他、ハーモニカを学習する人の個人の嗜好に合わせた幅広い副教材として曲集を用意いたしました。また、指導者のための指導書(手引き書)も用意いたしました。
どの教室もグループレッスンで行います。グループレッスンにより、楽しい雰囲気でレッスンすることができ、学習者同志互いに励まし合うことによりハーモニカを長く続けられる源にもなります。
また、アンサンブル演奏などいろいろな形態の指導ができ、指導効率が大変よくなります。
ハーモニカを通して人と人とのコミュニケーションが図られ、地域社会における人の輪(和)が広がります。
ハーモニカ振興会では独自の資格認定制度があります。ハーモニカの演奏を楽しむ人のための『演奏コース』と、指導者のための『指導者養成コース』の二つのコースを用意しました。それぞれに学習者の目的に合ったコースを選択していただきます。
これまでに習得してきた技能の確認ができ、次なるステップへの励みにもなります。
認定には、指導者の申請による申請制度と試験による資格審査制度があります。