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5ピン-6ピンケーブルの配線はどうなっているの?

さて、今回は真空管アンプについての予定でしたが、前回までの内容のなかで、B-3とレスリー122(以降L122)を接続するケーブルについて標題のご質問をいただきましたので、先にお答えしたいと思います。

日本にあるB-3やC-3はほぼ100%レスリーコネクターキットが取り付けられています。
そのキットが取り付けられている場合には、B-3のプリアンプにある真空管6X4の7番ピンから約375Vを取り出して、レスリーSLOW/FASTの切り替え信号を作っています。
この為、L122から送り出される約310Vの電圧は必要なくなります。
下表のように、L122の(5)ピンはどこにも接続されていないのです。
ちなみに下表の→の色は、5ピン-6ピンケーブルの内部配線の色を使いました。

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 もともと、ハモンドオルガンカンパニーはオルガン用にさまざまなアンプ付スピーカーを生産、販売していました。PR-20やHR-40など多くの機種が輸入されていますが、これらは回転する機構がありませんでしたので、AC電源の2本、音声バランス信号のホット、コールド、アースの3本、合計5本の配線で十分だったのです。

では、B-3はどうやってL122のスピードを切り替えているのでしょう。
その秘密はバランス音声信号を送る(1)ピン(黒)と(5)ピン(赤)のラインにあります。
この2つのラインに同時に直流電圧の約100Vが加わった時にSLOW、直流電圧が0Vの時にFASTの回転になります。
L122はバランス入力ですので、(1)ピンと(5)ピンがどのように電圧が変化しても同じように変化しさえすれば、変化は打ち消しあって音声信号には一切影響がありません。
レスリー147はSLOW/FASTの切り替え時にリレーのバチッという音が出る場合がありますが、L122は、こういった構造であるがゆえ、スピードの切り替えノイズもほとんど発生しません。

下図はB-3の中に組み込むL122用レスリーコネクターキットの中味です。
B-3では、6X5のソケットは使用していません。
1:1の絶縁トランスの2次側のセンタータップに、直流電圧の約100VがかかるとSLOWになります。
TREMOLO SWITCHとあるのが、ハーフムーンのSLOW/FAST切り替えスイッチです。

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