ホーム > 楽器活用例 > リズムでひらこう子どもたちの心 ~ドラムサークルのすすめ~
打楽器活用例
リズムでひらこう子どもたちの心 ~ドラムサークルのすすめ~
リズムでひらこう子どもたちの心 ~ドラムサークルのすすめ~
監修石川るり子先生
子どもたちの心と体に変化が見えるドラムサークル活動
子どもたちの心と体に変化が見えるドラムサークル活動

ドラムサークルとは、参加者が輪(サークル)になって、思い思いにリズムを刻み「ファシリテーター」のガイドで即興的なアンサンブルを作り上げる演奏形態のことです。音楽経験の有無に関係なく、誰でも楽しむことができるだけでなく、様々な教育的効果があります。

ドラムサークルを実践している先生方からは「子どもたちに変化が見える」「授業に消極的だった子が生き生きと演奏している」といった驚きの声が届きます。ぜひ授業に取り入れてみませんか?


 

教育的効果


1.音楽面

  • リズム感・即興的にリズムを作る力の向上
  • 楽器の音色の特徴や美しさ、リズムや音色が重なり合う面白さを味わうことができる
  • 共通事項の体感的な理解
  • 打楽器の奏法が自然に身に付いていく

 

2.心と体の面

  • 協調性・自己表現力・コミュニケーション能力の向上
  • ストレス発散
  • 前向きに取り組む気持ちが生まれるため、学習へのウォーミングアップになる。

 

3.教師にもたらすもの

  • 多様性を認め、受け入れる姿勢

  • 子どもを見る力、待つ力

 

 

 

活動の流れ

 

 

POINT
  • 輪になるのが理想。慣れるまでは半円でも。
  • ベースは全体の人数によって1~4名。ベースが命なので、リズム感のしっかりした人に。
  • 最初は全員ベースと同じリズムになってしまうことも。しかしそのまま続けていると、徐々に違ったリズムが生まれてきます。
  • エコーで先生がさまざまなリズムパターンや声や手拍子、体の動きなどと組み合わせたリズムを示すことにより、児童の「リズムの引き出し」が豊かに。

 

1ベースのリズムを聞かせ、それに乗って自由なリズム(連打にならず、どこかに隙間のあるリズム)を演奏するように伝える。

 

<声の合図とベースのリズム>

 

2スタートのキュー「自由にどうぞ(リズム譜入る)」で演奏を開始。ストップの合図で止まる。

 

3慣れてきたら、エコー(まねっこ)、テンポアップ、ボリュームアップダウンなど、変化をつける。

 

 

 

心がけたいこと

ドラムサークルにおいて、先生は指揮者や指導者でなくガイド役の「ファシリテーター」です。その場で起きていることをよく見て、感じて、マイナスもプラスに変える姿勢をもって。最初はうまくいかなくても大丈夫。「合った!」瞬間の心地よさが子どもたちを育てます。

 

 

 

PRODUCTS 登場楽器のご紹介
ジャンベ
トゥボロ