1オクターブ内の12個の半音をすべて1回ずつ使う「十二音技法」の考え方を用いて、12音の世界に親しみます。
トーンチャイムで「黒鍵の音階(ペンタトニック)」や「全音音階」の活動を積み重ねてきた児童は、12音でつくった音列の特徴である【半音(短2度)】や【トライトーン(増4度)】の響きに新鮮に驚き、音と音との関係性に気付いていきます。トーンチャイムを用いることで、1人1人が役割をもち、グループの仲間と協働しながら即興的にたくさんの音列を試すことができることが魅力です。ここでは、12音の世界を楽しく感じることができる活動をいくつかご紹介します。
トーンチャイムに以下のように数字を貼っておきます。
準備ができたら活動に移りましょう。

人数:12人程度の活動
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1 |
12人で円に並びます。1人1本、①~⑫のどれかを持ちます。 |
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| 2 | 1人1回、順番に鳴らします。きっと、何も言わなければほとんど等間隔で鳴らすでしょう。その音楽を楽しんだ後、音を鳴らすタイミングは自由であることを伝えます。前の人が鳴らしたらすぐに鳴らしてもいいし、しばらく待ってから鳴らしてもよいです。すると、さっきとは違った音楽が生まれてきます。 |
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聴いていた児童にトーンチャイムを渡し、新しく円をつくります。 |
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先ほどとは違った音列が生まれました。誰と誰の音のつながりが気になる?と問いかけると、音がものすごく飛ぶところや、すごく近いところなどに気が付くでしょう。シールを見て、数字の差が1だと【半音】、6だと【トライトーン】という音程であることを教えます。もし他にも気になる音程があれば、自分たちで名前をつけてもいいですね。 |
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順番に鳴らす、逆向きに鳴らす、短く切ってすばやくまわすなど、様々な鳴らし方を試しながら12音に親しんでいきます。 |

人数:6~8人程度の活動
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1 |
下記の条件に基づいて音列を作成します。白黒のカードがあると、音列作成の手助けになります。
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音列をつくったら、トーンチャイムで鳴らしてみましょう。入れ替えたい音があったら、グループで相談してから並べ替えるようにします。自分たちのお気に入りの音列が完成するまで、何度もトライしましょう。元の音列に戻せるように、入れ替える前にはタブレットなどで写真を撮っておくと安心です。 ★追加音セットがある場合は、先生と相談して音の高低を変更することもできます。 |
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ほかのグループがつくった音列も聴いてみて、自分のグループとの違いやよさを感じ取ります。 |

人数:6~8人程度の活動
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1 |
今までに経験したことのあるアイディアを試す。 【例】 順番に鳴らす、逆向きに鳴らす、間をあけて、なるべく間をあけずに、など。 |
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| 2 |
グループに分かれて、他にどんなことができるかたくさん試しながらアイディアを見つけます。 【例:条件を設ける】※
※シェーンベルク氏考案の「12音技法」を参考にしています。調性にしばられない新しい音楽をつくるために生まれた作曲技法です。主音や属音などといった「王様の音」をつくらず、どの音も平等に「みんなが主役」になれる音楽を生み出すことができます。 |
| 3 |
見つけたアイディアをグループごとに紹介してもらいます。 【例】 順番に(オリジナル音列)、間をあけて、同じ音をくり返して、1音ずつ、〇音ずつ、〇音のあと〇音、反対に(リバース音列)、間をあけずに、「 」のリズムで、一斉に、和音と単音、だんだん速く・遅く、だんだん大きく・小さく、すぐに音を切って、手でミュートしながら、など。 |