エレアコ鍵盤ハーモニカPRO-44Hのリミテッドカラー『ブルーマイカ』。見る角度や光の当たり方によって色が変化する特殊な輝きをもったブルーで、個性と上質感を演出します。
リミテッドカラーモデルとして、他に『ホワイトマイカ』もございます。
エレアコ鍵盤ハーモニカ ハモンドPRO-44Hにリミテッドカラーが登場。カラーは、ブルーマイカ、ホワイトマイカの2種類。光の当たり方や角度によって色の変化が楽しめる独特の光沢感が特長です。
※写真のコーラルマイカは生産を終了しております。
打鍵音を低減した明瞭なリードサウンドを全帯域にわたって均等に収音し、外部マイクでは得られないクリアなリードサウンドを実現。イコライザーやエフェクターに接続することでサウンドメイクも自由自在。大音量の楽器がひしめくエレクトリック・バンドでもはっきりと主張できます。
44key用に新設計されたリードは、消え入るようなピアニシモから攻撃的なフォルテシモまで安定したピッチを誇ります。精細な音色が特長のPRO-44Hとは対極に、PRO-44HPは力強さと哀愁を有するサウンドキャラクター。プレイヤーのスタイルに合わせてお選びいただけます。
鍵盤 | アルト44鍵 c~g3 |
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材質 | アルミカバー、リン青銅リード |
マイク | 小型ダイナミックマイク内蔵 |
外部端子 | 外部出力(標準ジャック、マイクレベル) |
寸法 | 本体:563×106×52mm |
重量 | 本体:1200g ケース:320g |
付属品 | 特製ショート唄口(MP-141) |
コントロール | ボリューム |
PRO-44Hはピックアップマイクを内蔵したエレアコ鍵盤ハーモニカなので、エフェクターでサウンドメイクが可能です。曲によってエフェクトを使い分けた演奏をぜひご試聴ください。
「Summertime J」と「Polovestian Dance」は収録時の設定についても記載していますので合わせてご覧ください。
よりアグレッシブな音色のPRO-44HPのサウンドメイク動画はこちらをご覧ください。
「Summertime J」はPRO-44Hとフルアコースティックギターとのデュオでジャズのスタンダードを演奏したものです。最初のテーマは繊細な息使いで表情をつけています。音が出るか出ないかの辺りから通常の息量までの間を使いこなすことでダイナミックスの幅が広がります。また歌を歌う感じで吹くと気持ちがのってきます。
アドリブソロになってからは両手をフルに使って弾いています。あまりたくさんの鍵盤を押さえると息が足りなくなりますが、音量を全体的に小さめにすればストレスは感じません。ジャズピアノのように右手でソロ、左手でコードバッキングを入れたり、両手によるオクターブユニゾンなど多彩な演奏を試みました。
ギターソロの時のバックでは鍵盤数を多め、息を少なめでアコーディオンのような厚めのサウンドを出しています。息使いと軽い装飾音でビート感を出しています。
それぞれの楽器は別録りではなく同時に録音されています。それぞれの楽器がどのように処理されたかを解説します。
ピックアップの出力を直接Boss BD-2を通して軽く歪ませた(和音で強く演奏したときのみ歪む程度)後、ミキサーでレベル調整をした後録音しました。トラックダウンの際に「イコライザー」で100Hz以下の不要帯域を除去、すっきりとしたサウンドを得るために1kHz付近を-6dBカット、輝きを得るために5kHz以上を12dBブーストし、聞きやすくするために4:1の「コンプレッサー」をかけています。
使用したフルアコースティックギターとは、箱形でありながらマグネティックピックアップが内蔵されている、ジャズではよく使われるタイプのものです。ギターの出力をLine6 PodXTの「アンプシミュレータ」と「コーラス」を通した後、PRO-44H同様にミキサーでレベル調整をした後録音されました。トラックダウンの際には聞きやすくするために2:1の「コンプレッサー」をかけています。録音時に良好な音色が得られたため、特にイコライジングは行っていません。
ライン録音であるがゆえに部屋の鳴りはありません。このままでは少し寂しいので「リバーブ」を残響時間1.8s程度で軽くかけてあります。金属リード楽器のサウンドは、少しのリバーブをかけただけで大きな効果が得られます。
※ 本文に登場する会社名および商品名等は、各社の登録商標および商標です。
「Polovestian Dance」では複数のエフェクトを使い分けて収録しています。
原音に「ピッチシフター」をかけ、1オクターブ下の音程を追加。複数リードがあるアコーディオンのような重厚さに。
深めの「ディレイ」を曲のテンポに合わせたタイム設定で、透明感のあるプレートタイプの「リバーブ」をかけています。演奏は息でクレッシェンド/デクレッシェンドやトレモロを深めに行っています。
鍵盤ハーモニカの特徴である和音演奏を行いました。深い「コーラス」と「リバーブ」でフワフワとした感じに。
「ディストーション」をかけ、アンプを通して歪ませた10ホールズハーモニカのような効果に。このような音作りでは、低音部を強めの息づかいで演奏するとワイルドさが出てきます。
1コーラス目と同じく、深めの「コーラス」と「リバーブ」をかけていますが、演奏は和音数を更に増やしてみました。荘厳な響きがします。
多重録音で3台のPRO-44Hが同時に演奏されているような雰囲気に。PRO-44Hの音域の広さを活かし、メロディと、それを追いかけるような低音のオブリガート、そして高音のアルペジオが加わります。アルペジオには「オートパン」をかけ飛び回るような雰囲気を。
全体的にPRO-44Hの音色には音量を整える「コンプレッサー」と音質を調整する「イコライザー」処理をしています。不要な200Hz以下を-12dBカット、ボディ鳴りを抑えるために1kHz付近を-6dBカット、そしてきらびやかさを出すために5kHz以上を+12dBブーストしています。曲によって求められるサウンドは異なりますので、皆さんの感性で自由な音作りをなさってみてください。