もくじ
□ [ 低学年・あるいはこの楽器の導入時 ] ひびかない音とひびく音で演奏しよう!
使う音は、A(ラ)だけです。両側のG(ソ)とB(シ)の音板だけ抜いておきます。
Step1「響かない音」で演奏する
1先生が「響かない音」で次のリズムを演奏して聴かせる。
2子どもたちは、ひとりひとり、ミニグロッケンで「響かない音」の出し方を試してみる。
活動の観点:思った音を出すために、マレットの持ち方や音板の打ち方、打つ場所、打つ力などを工夫しているか
3響かない演奏法で一人ずつ演奏する。
※音板を手でおさえて響きを止める子も、この活動ではOK
活動の観点:「響かない音」で演奏しようとしているか
4「響かない音」の出し方について、話し合って共有する(=上手く出ない子へのヒントになる)
Step2「響く音」で演奏する
1先生が「響く音」で演奏して聴かせる (Step1と同じリズム)
2子どもたちは、ひとりひとり、ミニグロッケンで「響く音」の出し方を試してみる。
活動の観点:思った音を出すために、マレットの持ち方や音板の打ち方、打つ場所、打つ力などを工夫しているか
3響く演奏法で一人ずつ演奏する。
活動の観点:「響く音」で演奏しようとしているか
4「響く音」の出し方について、話し合って共有する(=上手く出ない子へのヒントになる)
この活動は、ミニグロッケンで「響く音」と「響かない音」を出す活動の発展編です。「ポッ・ポッ・ポッ・ピーン」という時報を、響く音と響かない音を使って表現する活動です。
最後の「ピーン」を響く音で演奏できるかどうかがポイントです。ペアで活動し、時報とアナウンスの子に分けると面白いと思います。また、時刻やアナウンスは、アナウンス担当の子のアドリブにしても楽しめます。
使う音は、低いA(ラ)と高いA(ラ)の2音だけです。G(ソ)の音板だけ抜いておきます。
マレットは両手に持って2本使います。1本を希望する子は、それでもOKです。
1「ポッ・ポッ・ポッ・ピーン」「3時です。おやつの時間になりました!」を一度、先生がやって見せる。
「ポッ・ポッ・ポッ」は響かない音で低いA、「ピーン」は響く音で高いAを鳴らす
「ピーン」の響きが消えたタイミングで、「3時です。おやつの時間になりました!」を言う。
2ひとりひとり、時報の練習をする。
3ペアになり、役割分担して発表する。
活動の観点:時報の子…… 響く音と響かない音が出せるか
セリフの子…「ピーン」の響きをしっかり聴いてセリフを言えているか
42周目は、役割を交代して発表する。
ミニグロッケンで「響く音」が出せるようになったら、G(ソ)・A(ラ)・B(シ)だけで演奏できるわらべうたを「響く音」で演奏します。
低いF(ファ)と高いC(ド)の音板を抜いておきます。
Step1ではB(シ)は使いませんから、これも抜いておいても良いと思います。
マレットは1本だけ使います。
Step1「たこたこ あがれ」
1先生がミニグロッケンで弾き歌いして聴かせる(2回目は階名で歌って聞かせる)。
2先生のグロッケンに合わせて歌う(2回目は階名で歌う)。
3ミニグロッケンで演奏練習する。
階名や歌詞で歌ったりしながら練習する。
4ペアで活動する。一人が階名→歌詞の順に歌って、もう一人がミニグロッケンで演奏する。
Step2「なべなべ そこぬけ」
1先生がミニグロッケンで弾き歌いして聴かせる(2回目は階名で歌って聞かせる)。
2先生のグロッケンに合わせて歌う(2回目は階名で歌う)。
3ミニグロッケンで演奏練習する。
階名や歌詞で歌ったりしながら練習する。
4ペアで活動する。一人が階名→歌詞の順に歌って、もう一人がミニグロッケンで演奏する。