鍵盤ハーモニカのパイオニアとして、子どもたちに寄り添う楽器を目指して。メロディオンは子どもたちの個性や、音楽教育の多彩なシチュエーションに合わせて選べるよう、豊富なバリエーションを揃えています。さらに、理想的な音色や演奏性を追求。エレアコモデルの開発など教育楽器の枠を超えてより、上質な楽器として進化を続けています。
多くの子どもたちにとってはじめて触れる楽器、鍵盤ハーモニカ。スズキの鍵盤ハーモニカ「メロディオン」には、子どもたちが楽しく演奏できる工夫がつまっています。
鍵盤ハーモニカはたくさんの部品から作られています。特に、「リード」は音に関係するとても重要な部品です。鍵盤ハーモニカは、息を吹き込んだ時にリードと呼ばれる小さな金属の板が振動し、音が鳴る仕組み。リードは1秒間に数百回も振動しているのでとても負担がかかります。このリードが劣化すると、音程が大きくかわったり、音が出なくなることも。メロディオンはリードの材料に、強くてしなやかなリン青銅を使用。さらに防錆塗装によって耐久性を高めているため、折れにくく良い音が長持ちします。
せっかく息を吹き込んでもスカスカと漏れてしまっては、楽器はうまく鳴りません。メロディオンの内部は息モレしない気密性の高い構造になっています。吹いた息がスムーズにリードまで届くので、息づかいがそのまま音なるように気持ちよく演奏できます。
唄口には立って演奏する時につかう、立奏唄口とつくえに置いて演奏する時につかう、卓奏唄口の2パターンあります。メロディオンの唄口は子どもたちが快適に演奏できるように工夫がつまっています。
卓奏唄口は水分が楽器内部に入り込みにくいジャバラホース。使わない時はジョイント部に差し込めるので、唄口が机に触れず衛生的。また、立奏・卓奏唄口ともに水洗いできるので清潔に使用できます。
立奏唄口はストレートに息が通る理想的な形。くちびるがストッパーで止まるため、くわえ過ぎません。また口が自然と「ウ」の形になるため、タンギングやトレモロが容易にできます。
メロディオンの唄口には、Oリングという小さな部品が付いています。このOリングがによって演奏中に唄口が抜けにくくなっています。同時に、隙間をなくして気密性を高めるため、吹き込んだ息がスムーズに通ります。
教育用メロディオンのケースはハードタイプとセミハードタイプの2パターンをご用意しています。楽器をしっかり守ることはもちろん、セミハードケースはより軽く、子どもたちの負担を軽減します。
ちいさな楽器だからこそ、部品の品質や組立の精度が楽器の仕上がりに大きく影響します。工場では組立工程ごと検査を実施したり、音に関する重要な部品「リード」は国内自社生産にこだわるなど、安定して良質な楽器を提供できるようひとつひとつ丁寧に製造しています。教育用メロディオンでは製造工程を紹介する工場見学動画をご用意。ぜひご覧ください!
メロディオンは多くの園や小学校で使われるアルト音域・32鍵盤モデルの他にも、コンパクトな27鍵盤やより演奏を楽しめる37鍵盤モデルをご用意。さらに、アンサンブルで活躍するソプラノやバス音域のモデルも。演奏から普段の使い勝手も考えられた豊富なラインナップを揃えています。ぜひ、お気に入りの一台を見つけてみてください。
さっそくお選びいただく前にまずは、園や学校に相談しましょう。メーカーやモデルが指定されている場合もあるので確認しておくと安心です。特に指定がない場合は、アルト音域・32鍵盤モデルがおすすめです。