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メロディオン活用例
ケンハモ活用研究会(音楽づくりでの活用例をご提案)
5つの音で旋律をつくろう
監修監修:出雲市立中部小学校 河村 由香 先生

[中学年用]リズムボックスにのってアドリブを楽しもう

スイングやポップスのリズムを感じ取って、即興的な表現の幅を広げる。

  • これまでに経験しておくことは?
    1音を使って、4拍子のカウントにのりながら4拍の中で即興的に演奏すること。
  • こんな学習とつながる!
     ・3音(ドレミ)や5音(ドレミファソ)によるアドリブ→旋律づくりへ
     ・2音(きれいな重なり、ぶつかる重なり)によるアドリブ→伴奏づくりへ

 

 

活動の流れ

1カウントによる1音リレーをする。
慣れたら、リズムボックスを使って、1人4拍の1音リレーをする。
※リズムボックス…オルガンやキーボードに入っているリズムパターン

 

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POINT
スイングなどのリズムを使うと、カウントの時にはなかったような表現がぐんと増えます。
面白いアドリブは、その場で教師と子ども達でコール&レスポンスをして共有化しましょう。

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POINT
特徴的なリズムには子ども達と名前を付けておくと、問いと答えの場面で使ったり、音を重ねる音楽づくりで活用したりができます。

 

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2ペアで先攻・後攻を決め、リズムボックスにのって、まねっこをして楽しむ。
何回か繰り返したら、先攻・後攻を交代し、相手も変えていく。

 

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3リズムボックスにのって、ペアで会話(問いと答え)をして楽しむ。
「遊びましょう」に対し、「いいよ」と同調するように返したり、「今日は無理」と逆の感じで返したりする。

 

POINT
最初のうちは、【問い→ちょこまかリズム/答え→どっしりリズム】など指定して、会話に慣れるようにするとよいでしょう。

 

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POINT
どんな思いで演奏したのか聞いてみると、活動だけではわからないおもしろい子ども達の思いや意図がみえてきます。

 

 

 

[低・中学年用]メロディショップをひらこう ~5つの音で旋律づくり~

5つの音(ド・レ・ミ・ファ・ソ)とリズムの反復を使って簡単な旋律をつくる。

  • これまでに経験しておくことは?
    5つの音で  onpu のリズムを使ったまねっこ遊び
  • こんな学習とつながる!
    5音や7音を使った音楽づくり

 

 

活動の流れ

15つの音とリズムの反復を使って、4小節の旋律をつくる。

 

 

旋律づくりのやり方
  • 同じリズムの繰り返しに、ド・レ・ミ・ファ・ソの音をあてはめる。
  • 最後はドで終わる。
  • 「しりとり」「つながった3つの音」「隣の音へ」など条件を設定すると良い。

 

【ステップ1】~1つのリズムパターンの反復でつくる~

旋律づくりの第一歩は繰り返すことです。まずは基本的なリズムモチーフ onpu を4回繰り返して、4小節の旋律をつくります。

 

< しりとりでつくろう >

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POINT
最初は「しりとり」などの条件設定をして、みんなでつくってみましょう。良い音の進行や変だなと感じる音の進行があることに気づかせ、適当に音をあてはめるのではなく、音を試しながらつくっていくようにしましょう。

 

 

【ステップ2】~2つのリズムパターンでつくる~

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POINT
ステップ1になれてくると、音を分割したり伸ばしたりする子どもが出てきます。みんなに紹介し、どこかに違うリズムを取り入れてつくってみると、バージョンが増えていきます。

 

 

2つくった旋律を使って、メロディショップを楽しむ。

 

メロディショップのルール
  1. 先生に、つくった旋律をきいてもらい、開店許可(スタンプ)をもらう。
  2. お店屋さんとお客さんに分かれる。
  3. お客さんはお店屋さんがつくった旋律を演奏する。
  4. お客さんはメロディの感想を一言伝え、次のお店に行く。

 

< お店屋さん>

  • メロディシートと鉛筆を用意する。
  • お客さんがすらすらと演奏できたら買い物OKのサインをする。
  • うまく演奏できないときは、演奏して聞かせたり、教えたりしてサポートする。
  • 演奏を聴いた感想を一言伝えて、「まいどあり!」。

 

< お客さん>

  • 鍵盤ハーモニカと買い物シートを持って、お店に出かけていく。
  • 「メロディください」「はいどうぞ」のやりとりをしてからスタートする。
  • お店屋さんのメロディを声に出して読んでから、演奏をする。
  • お店屋さんから、ワークシートにお買い上げのサインをもらう。
  • メロディの感想を一言伝えて次のお店へ。

 

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POINT
メロディがたくさんできたら、おすすめの商品や演奏の難しそうなものはプレミア商品として紹介すると楽しいですよ。
PRODUCTS 登場楽器のご紹介
メロディオンアルト